50歳以上の人口が日本の総人口の半分を超え、シニア市場が急拡大している。2026年5月8日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)は、消費の主役が60代になっている現状を紹介、その中心にいる長嶋一茂さん、玉川徹さん2人もシニア市場への期待感を表した。
60代、自分のためにお金を使うことへ視点を向ける人も増えている
シニア層のトレンドを調査・分析する「ハルメク生きかた上手研究所」所長の梅津順江さんは「若い人はAIなどが普及してきて効率を求める傾向にあるが、一方でシニア層はタイパというよりも消費の経験値が高いので、大量じゃなくてもいいもの、良質なものを買おうという意欲が高い。60代はこれからの時間を意識し始める世代なので、お金をためるだけでなく、自分のために使うことへ視点を向ける人も増えている」と分析した。
1月に60歳になったばかりの一茂さんは「テレビって、いまだに中高年の人たちが多く見ている。購買意欲とか消費意欲をかきたてるCMはテレビの地上波ですね、それにネットはかなわない。60代の人たちが今もテレビに出ているわけじゃないですか。(石原)良純さんとかわれわれおやじ軍団、ヒロミさんとか坂上(忍)さんとか、それと大御所の方々、さんまさんだったり徳光(和夫)さんだったり。まだ60代、70代、80代の方々がテレビを見ている人のかなりの割合を占めていて、だから我々もテレビに出られるのかなと。恩恵を受けていると言ってもいい」と話した。
60代、かつて消費を今の若い世代よりも謳歌した世代
今年63歳になる玉川さんは「今の60代ってバブルを経験している。かつて消費を今の若い世代よりも謳歌した世代です。その人たちがお金持っていたら使う。これから、中高年はもっと増えてくる。毎年50代以上に100万人以上の人が送り込まれてくる。だからボリュームゾーンはさらに大きなボリュームゾーンになるわけで、そういう人たちに対して企業がアピールしていくことは、すごく強まってくる」とテレビでの広告の位置づけが一層重要になるとの認識を示した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)