プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年5月7日にユーチューブを更新し、阪神・高橋遥人投手(30)の投球について「タイミングが合わなければ、手も足も出ない」との見解を示した。「縫い目がフォークに見えたら、なおさら打てない」阪神は6日、敵地バンテリンドームで中日と対戦。高橋は先発のマウンドに上がり、9回2安打10奪三振、無四球の好投で、2-0の完封勝利を飾った。この日は初回から制球が安定し、テンポよく回を重ねた。許した安打は、2回と4回の単打のみ。打者29人に対して、108球の省エネピッチング。これで3試合連続の完封勝利となった。今季は5試合に先発して4勝0敗。4月5日の広島戦は、6回を投げ5安打1失点(自責1)で勝敗はつかなかったが、勝利した4試合は、すべて完封勝利を飾っている。防御率は驚異の0.21だ。高木氏は今季の高橋の投球に関して、「見ていて(打者は)打てない」とし、高橋の球質について言及した。「解説者に聞いたら、高橋遥人のボールは回転数が少ないらしい。バッターは一瞬、ボールの縫い目を見ている。高橋の場合、(回転数が少ないからストレートが)一瞬フォークに見えたりするらしい。『アッ』と思ったら、ボールがパッと来ているらしい。テレビで見ていても、これは打てないと思う。それも、縫い目がフォークに見えたら、なおさら打てない。回転数が少ないから」高橋は18年のプロデビュー以来、期待されながらも左肩や左肘の不調などで、結果を残せなかった。これまでは20年の5勝がキャリアハイで、昨季はシーズン途中から1軍に復帰し、8試合に先発して3勝1敗、防御率2.28だった。「高橋はコンディションが良ければ、いくつ勝つか分からない」今季は5試合で早くも4勝を記録。完全復活した要因はどこにあるのか。高木氏は「球威、コントロール、変化球、全部備えている」と指摘し、次のように持論を展開した。「全部の球で勝負にいけるし、全部の球のコントロールがいい。今季はコンディションがいいと思う。高橋遥人は、コンディションが良ければ、いくつ勝つか分からない。歴代のコーチが口を揃えて言っている。自分が打席に立って、何を狙うかとなったら、基本的に外の真っすぐしかない。でも、タイミングが合わなければ、手も足も出ない」そして、高橋に勝利するための絶対条件として、「自軍の投手が抑えないといけない」とし、「防御率が0.21というのは、とんでもないこと。単純計算だと、4試合に1点しか取れない。ただ、この状態がずっと続くとは思えない。相手チームは、なんとか球数を投げさせるとか、そういう工夫が実る試合もあるだろう」と分析した。チームは、高橋の力投で連敗を「2」でストップ。7日時点で貯金を「8」とし、リーグ首位をキープしている。
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