高市早苗首相が2026年5月20日の党首討論で、政治家自身が人工知能(AI)を使う重要性を訴えたチームみらい・安野貴博党首から「必要があれば家庭教師に参りますが、いかがですか」と持ちかけられ、笑顔で「是非お願いいたします」と応じる一幕があった。
「AIに働かせて働かせて働かせていけるか」
20日の党首討論は、国民民主党・玉木雄一郎代表がトップバッターを務め、その後、中道改革連合・小川淳也代表、立憲民主党・水岡俊一代表、参政党・神谷宗幣代表、公明党・竹谷とし子代表、安野氏の順で行われた。
安野氏は持ち時間の冒頭で、AIについて質問すると説明。高市氏が米アンソロピックの新型AIモデル「クロード・ミュトス」などへの対策を指示したことに言及し、「総理がAIというものを重要な政治的な課題だと認識していただいていたということで、率直に心強く感じました」と評価した。
安野氏はAIが社会に与える影響を強調した上で、「AIの影響というものを過小評価してはならない」と主張。そして、次のように述べた。
「高市総理は『働いて働いて働いてまいります』とおっしゃいました。私はですね、『いかにAIに働かせて働かせて働かせていけるか』――これが将来の日本を大きく左右するというふうに思っております」
また、政治家自身もAIを使うことが重要とも説明。その上で、安野氏は「総理は日々AIをどれだけ活用しておられるか」「総理はAIというものをどれだけ重要な政治的課題だと捉えておられるか」という2点を質問し、そして最後に「安野、必要があれば家庭教師に参りますが、いかがですか」と提案した。
安野氏の提案で議場からは笑いが起こり、高市氏も笑いながら答弁に立った。中東情勢による物価高騰や、外国人の受け入れ、米国・イスラエルのイラン攻撃に対する国際法上の評価などの質疑が続いただけに、高市氏の表情がわずかに緩んだようにみえた。