JALチーフパーサーに飲酒事案 同僚から検査催促されても無視、会社側は「厳正に対処」

「ビール300ミリリットルのグラスを2杯、白ワイン125ミリリットルのグラスを2杯」

   JALの説明によると、時系列は次のようなものだ。2人は羽田発広島行きJL263便で、5月22日15時38分に広島空港に到着。16時45分にホテルにチェックインし、17時30分にホテルのラウンジで飲酒を始めた。2人はリミットの18時40分を過ぎても飲酒を続けた。乗務員Bの飲酒時間と飲酒量は調査中だとしているが、乗務員Aは19時15分時点で「ラウンジにて最後にワインを注ぎ、飲酒を継続」。21時25分に部屋に戻った。乗務員Aが飲んだのは「ビール300ミリリットルのグラスを2杯、白ワイン125ミリリットルのグラスを2杯」だった。

   乗務員Aは翌5月24日の5時40分に起床。5時45分に上記(a)の出社前検査を行ったところ、0.23ミリグラムのアルコールが検知されたが、会社には報告しなかった。6時10分、乗務員Bは体調不良で乗務できないことを会社に連絡。ホテルロビーに集合する時間は、その直後の6時20分だった。

   乗務員Aは(b)の事前検査を行わないまま集合場所に現れた。(c)の乗務前検査に進むためには、搭乗するCA全員が(b)をクリアすることが前提で、その実施状況はアプリで他のCAにも共有される仕組み。乗務員Aは他のCAから検査を催促されたが、しないままバスに乗り込んだという。乗務員Aは、会社の聞き取りに対して

「(乗務員Bが出勤できないことを聞いて)少し動揺してしまい、他の乗務員から『事前検査をしてください』と言われたにも関わらず、そのことでも少し慌ててしまったので、バスの中でしようと思い、『わかりました』と言いながら検査機を用意はするものの、結局は『皆さんバスに乗ってください』と他の乗務員を促し、そのまま事前検査をせずにバスに乗り込んだ。そしてバスの中でやろうとしたが、勤務離脱者の対応を会社と連絡を取り合っていたので、やはりする時間はなくなってしまい、空港に到着した」

などと釈明したという。もっとも、中野氏は、この経緯を

「0.00を出すために時間稼ぎをしたのではないかと会社が判断している」

と指摘している。

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