千葉県庁が2026年5月19日に公式サイトを更新し、公立中学校で授業中に男子生徒の口に「ガムテープ」を貼り付ける体罰を行ったという理由から、64歳男性教諭を戒告処分にしたことを発表した。詳しい経緯を取材した。「5分間貼られっぱなしだった。その後教諭が剥がした」発表によると、千葉県教育委員会が同日に教委会議を開き、男性教諭の懲戒処分を決定した。問題が発生したのは25年10月上旬で「教室で授業を行っていた際、男子生徒の口に、ガムテープを貼り付ける体罰を行った」といい、26年3月ごろ、行為を目撃した生徒を介して事故を把握した同校教諭が校長に報告したことから発覚したという。千葉県教委は5月25日にJ-CASTニュースの取材に応じ、処分が決まった男性教諭は若い頃から教諭を続けてきたとしながら、このような行為は初めてだったと説明した。動機は、同委の聞き取りに「生徒にとってプラスになるのではないかと思ってやってしまった」「当該生徒の状況が改善されると思ってしまった」といった旨を述べたという。当時は、教室に複数生徒がいる中で男子生徒が落ち着かず、男性教諭はまず口頭で複数回指導。それでも生徒が落ち着かなかったことでガムテープを貼るに至ったといい、県教委はこう説明する。「教諭が貼る前に『どうすれば声を出さなくなるかな』と言い、ガムテープを貼ろうとしたので、子どもは『やめて』というふうに口で言ったと。そのまま口に貼られていて、5分間貼られっぱなしだった。その後、教諭が剥がした」県教委は「(教諭が)激昂して訳もわからずやってしまったとかではなく、判断ミスをしたということになります」とする。生徒に関しては、例えば体を使って激しく抵抗したり泣いたりなどの様子はなかったとし、今回の件で体調を崩すこともなく、休まずに登校していると説明している。「児童の尊厳を損ねる」ことがないよう今回の件は、ガムテープで口をふさぐ場面を見た生徒が、上級生に相談し、そこから教諭に伝わることとなった。発覚まで日が経った理由は「(目撃した)その子もずっと抱えていて、『自分もそんなことやられたら嫌だ』と思っていたと。ある時、何かのきっかけで相談をした」としている。県教委は、「公務員倫理が厳しく問われている中、このような懲戒処分を行う事態となったことは誠に遺憾であり、県民の皆様の信頼を大きく裏切る結果となってしまい、申し訳なく思っております」と受け止めている。一方で「お子さんが落ち着かないから悪かったみたいになるのも違うと思っています。当然、子供は成長途中ですので、そういうこともある。その中で起きてしまった」という。なお、体罰を受けたのは特別支援学級の生徒だったものの、「そもそも特別支援学級の児童であるとかないとかは関係なく、児童の尊厳を損ねるようなことはまずい」と指摘。適切な接し方としては「子どもの適正や、色んな子どもを取り巻く状況等も含めたうえで対応していかなければいけない」と考えを示した。県教委では、不祥事根絶について指導を徹底することを求めるなどの対応方針を掲げている。
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