お笑いコンビ、オードリーの若林正恭さんが2026年5月29日放送の「あさイチ」(NHK)に、「作家」の肩書きで出演、初めて書いた小説「青天」の誕生話などを披露した。若林さんはこれまでエッセー集を3冊出版、どれも30万部を超えるベストセラーとなっており、書き手としても注目を集めている。「青天」はアメフトにエネルギーをぶつける高校生が主人公で、26年2月に発売され、発行部数28万部のベストセラーになっている。「自分の才能の限界が見えた後にどうするのか」若林さんによると、「青天」は青春小説のようでいて、自身が感じた中年の危機が投影されているという。どういうことか。MCの鈴木奈穂子さんが「もともと中年のおじさんに読んでもらいたいみたいなところから(執筆が)始まったとか」と若林さんに聞く。若林さんは「高校の部活って、引退の時期が決まっているじゃないですか。大学では無理だなとか、代表選手にはなれないなとか、自分の才能の限界が見えた後にどうするのかということを書いてみたかった。今の年齢で書くと生々しいので、高3(というキャラクターとなって)に戻る(という設定にして)、そこで引退の時期が決まっているというキャリアの締め方みたいな考え方を書いてみたかった」と話した。自身のキャリアと夢との葛藤を高校の部活を通じて描写したことを説明した。鈴木奈穂子アナ「キャリアの閉じ方というのがすごい刺さった」若林さんが「(お笑いの)現場がほぼ全員後輩になった時に、なんか無理して出るのも変にみえちゃう。(ウッチャンナンチャンの)南原(清隆)さんに相談したら、『あ、その時期かあ』と言われて、『でも慣れるよ』と言われたが、慣れるまでちょっと時間がかかっているのかなと思うけど」と話した。鈴木さんは「私も40代なかばですし、だんだん現場でできることが減っていく中でキャリアの閉じ方というのがすごい刺さって、そこに向かってどう生きていくのかみたいな」と共感していた。(ジャーナリスト佐藤太郎)
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