俳優の尾碕真花(おさき・いちか)さんが発表した所属事務所・オスカープロモーションからの退所をめぐり、尾碕さんと事務所側で見解が食い違っている問題で、尾碕さんの代理人弁護士・依田俊一氏は2026年6月4日、尾碕さんがSNSで訴えていた「犯罪に該当し得る行為」は、オスカープロモーションの役員が「インスタグラムとXのパスワードを変える目的で勝手にログインをした」行為のことだと取材に明らかにした。オスカープロモーションはこの主張に対し、「従前より当社として把握・管理しているものであり、何ら不正アクセス行為にはあたらない」としている。「信頼関係は完全に失われ、修復は不可能」尾碕さんをめぐっては、26年6月1日にインスタグラムで、5月31日をもってオスカープロモーションを退所したことを報告した。しかしオスカープロモーションは公式サイトで、「当社と尾碕真花の専属マネジメント契約は現在も契約期間中であり、また、当社と尾碕真花が専属マネジメント契約の解除に合意した事実もございません」と、尾碕さんの退所を否定した。尾碕さんは2日、インスタグラムで声明を発表。事務所と退所についての話し合いをする中で、「問題解決に向けた具体的な提案や回答はほとんど得られず、一方的な要求や威圧的とも受け取れる対応が繰り返され」たとした。さらに、「到底容認することのできない犯罪に該当し得る行為」があったとし、「事務所との信頼関係は完全に失われ、修復は不可能であると判断いたしました」と訴えた。依田氏も同日にXで、「尾碕氏と所属事務所の間の専属マネジメント契約は途中解約を制限する規定はなく、いつでも解除できるもの」「長く事務所側と交渉させていただいておりますが、先方がまったく交渉に応じる余地がないため、不本意でありますが専属マネジメント契約を解除させて頂いた次第」と、尾碕さんの主張を補足した。これに対しオスカープロモーションは公式サイトで、「犯罪に該当し得る行為」を否定。依田氏の説明についても、「当社の見解とは全く異なる一方的かつ独自な見解であって、何ら根拠はないものと考えております」とした。また、尾碕さんに対する法的措置を検討していることも明かした。「犯罪に該当し得る行為」は不正アクセス禁止法違反、警察に相談中依田氏は4日、J-CASTニュースの取材に応じ、尾碕さんの訴える「犯罪に該当し得る行為」について、不正アクセス禁止法に違反するものであり、警察に被害相談をしていると明かした。具体的には、オスカープロモーションの役員が、「インスタグラムとXのアカウント、両方に対してパスワードを変える目的で、勝手にログインをした」とする。インスタグラムは2段階認証のためパスワードの変更はされなかったが、Xはパスワードが変更され、尾碕さん自身で操作できない状態になったという。依田氏によると、オスカープロモーションの役員が、尾碕さんの担当マネジャーに対し、尾碕さんのSNSのパスワードを変更するよう指示。マネジャーは「自分ではやりたくない」として、会社にIDとパスワードを教え、役員がログインしたという。尾碕さん側はこのやり取りを記録したメールやLINEを入手しており、そのうえで発言しているとした。なお、尾碕さんは2日にXが使えなくなったとし、新しくアカウントを作成している。依田氏は、オスカープロモーションの対応に対しては、次のように話した。「尾碕さんが発信した通りではありますが、かなり長い間交渉していく中で、(オスカープロモーションから)対案等もまったく出てこず、事実上交渉をさせていただいていない状況でした。尾碕さんとしては恩義のある事務所なので、きちんと合意した上で退所したかったのですが、交渉も進まず、犯罪的なことをされたということもあり、やむを得ず、一方的ではありますが、(契約)解除という決断を取らせていただいた次第です」オスカープロモーションは法的措置も検討しているとしているが、「我々としては、きちんとした証拠に基づいて発言をしているので、そのような対応(法的措置)があれば、それに対して粛々と対応し、真実性の立証等をさせていただく次第です」と話した。尾碕さんの今後の芸能活動については、「現状検討中」とした。オスカープロモーションは4日に公式サイトで、尾碕さん側の不正アクセス禁止法違反の主張に対し、次のように見解を示している。「当該SNSのID及びパスワードは、尾碕真花が当社の指示のもと、タレント活動のために、当社と尾碕との間で、当社が管理権限を持つことを前提にして使用していたものです。すなわち、当該SNSのID及びパスワードは、従前より当社として把握・管理しているものであり、何ら不正アクセス行為にはあたらないものです」
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