オランダメディア「Trouw」(ウェブ版)が2026年6月15日、サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会オランダ代表ロナルドクーマン監督(63)の采配を批判的に報じた。「日本戦での勝利を逃す結果となった劇的な3人同時交代」グループF第1節が15日(日本時間)、米ダラス・スタジアムで行われ、日本代表(FIFAランキング18位)がオランダ代表(同8位)と2-2で引き分けた。前半、日本はペースをつかめず、オランダに主導権を握られた。それでも堅い守りで失点することなく、0-0で前半を折り返した。試合は後半に入って動いた。後半5分、身長195センチのDFフィルジルファンダイク(34)にヘディングを決められ、日本が先制を許した。後半12分には、MF中村敬斗(25)がペナルティエリア手前の中央から右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。日本は同点に追いつくも、後半19分、FWクリセンシオサマーフィル(24)にゴールを許した。再び突き放され、流れを変えたい日本は、後半21分にMF伊東純也(33)を投入。後半30分には3選手を一気に交代させ勝負に出た。徐々にボールがつながりだした後半43分、右コーナーキックからのボールを、FW小川航基(28)がヘディングシュート。ボールは、MF鎌田大地(29)の頭をかすめてゴールに吸い込まれた。日本は土壇場で同点に追いつき、貴重な勝ち点「1」を獲得した。FIFAランキングで日本を上回り、優勝候補のひとつにも挙げられるオランダ。常に日本をリードする展開も勝ち切れなかった。地元メディア「Trouw」は、「日本戦での勝利を逃す結果となった劇的な3人同時交代、クーマン監督は『後悔はない』と語った」とのタイトルで、日本戦を分析した。記事では「3人の選手交代がオランダの勝利を阻んだ」とし、次のようにクーマン監督の采配を検証した。「クーマン監督は最も脅威となる2人の攻撃的選手をベンチに下げた」「クーマン監督は、ドリンクタイムを利用して3人の選手を同時に交代させる決断を下した。最も脅威となる2人の攻撃的選手、ドニエル・マレン(FW)とクリセンシオ・サマーフィル(FW)をベンチに下げた。サマーフィルは直前にゴールを決めていた。オランダは試合を支配し、チャンスを作り出していた。日本は自陣からほとんど出られなくなっていたが、この選手交代でオランダのペナルティエリアへ攻め込む機会を与えてしまった」そして、「クーマン監督は守備的な交代を決断したが、実際にはオランダ代表がただ後退し続ける結果となった」と指摘し、「日本が実質的に脅威となったのは、オランダが得点した後だけだった。その瞬間、彼らは前へ出ざるを得なかったのだ。クーマン監督は『日本の実力を過大評価していたのではないか?』との問いに対し、激しく反論した。そして、彼は2点目の失点を主に『不運』のせいにした」と批判的な論調で報じた。オランダは1点リードの後半25分に、一気に3人の選手を交代させた。そして、後半36分、39分に、それぞれ1人ずつ交代し、計5選手を入れ替えた。結果、後半43分にコーナーキックから失点した。グループFは、第1節を終え、チュニジア(FIFAランキング45位)を破ったスウェーデン(同39位)が、勝ち点「3」で首位に立った。日本が2位、オランダが3位で、チュニジアが最下位。オランダは21日(日本時間)に米ヒューストンで行われる第2節で、スウェーデンと対戦する。
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