サッカー・FIFAワールドカップ(W杯)で2026年6月15日早朝、日本代表が強豪オランダとの試合に臨み、2-2引き分けで勝ち点1をつかみ取った。ビデオリサーチのXによると、NHK総合の平均世帯視聴率(関東地区)は27.1パーセントという。盛り上がりは思わぬ場所にも影響していた。東京都庁の公式X(@tocho_suido)が試合中の水使用量にまつわる情報を発信し、広く話題になっている。「飲水タイムは俺等の排水タイム」水道局対応にも称賛同アカウントは都の水道事業・下水道事業に関する情報を発信している。今回の投稿では、W杯などの「イベント放送時」に水道利用者の水使用量が急激に変動することがあるとして、「東京都水道局では予め水量・水圧を調整するなど、お客さまに影響を与えないよう安定した水の供給に努めています」と取り組みが紹介された。あわせて、「オランダ戦の配水量の変化はこちら」と折れ線グラフを公開。試合が行われた15日と前週を比べる形で、未明から朝8時までの「区部(主要)配水量の変化」が記されたものだ。そこには、得点が入った時刻など、試合の大筋も書き込まれている。グラフを見ると、15日は試合が始まる5時にかけて徐々に流量が高まり、試合が始まるといったんは前週に近づく。一方で3分間のハイドレーションブレイク(給水タイム)に小さなピークが訪れるほか、ハーフタイムに4万トン近く急上昇。試合終了30分前からは動きがほぼ横ばいで前週を大きく下回るも、試合終了とともに再び急上昇。放送終了後は前週同様に戻った。投稿は1万3000件超の「いいね」を集め、「露骨にそんなに変わるんですね」「面白いデータだ」「飲水タイムは俺等の排水タイムということですね」「ワールドカップが水道にも影響するとは...滞りなく使えるように日々調整してくれているんだね」「水道局に拍手!」といった声が寄せられている。「トイレやお風呂等を利用されているためだと推測」この取り組みについて、東京都水道局の報道担当は16日にJ-CASTニュースの取材に応じ、「水道局では、24時間365日、安定給水を維持するため、常に配水量や圧力を監視しています。その中で、ワールドカップやオリンピックなど多くの方々に注目されているテレビ番組が放映される際は、水道の使用量が普段と異なる動きをするため、特に注視しています」と説明した。実際に公式サイトでは今回以外のデータも公開されている。なお、報道担当によると、サッカーW杯において水使用量が変化するタイミングの傾向は、「サッカーの試合では、水道使用量が試合開始前に増え、試合開始と同時に下がり、ハーフタイムと試合後に急増するといった特徴があります。これは、サッカーという競技が目が離せないことから、試合前後に多くのお客様がトイレやお風呂等を利用されているためだと推測されます」との見立てだ。「今後の試合についても、増減が発生することが想定されるので、試合経過を見守り、必要に応じて水量・水圧を適切にコントロールし、安定給水に努めます」と述べた。
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