2026年7月上旬、ガソリンスタンドの給油機に設置されている「静電気除去シート」について、給油前に触れているかどうかを問いかけるSNS投稿が大きな注目を集めた。このポストには、「絶対に触ります」「一応触る派です」などの声が寄せられている。給油機メーカーのタツノ(東京都港区)広報グループは6日、J-CASTニュースの取材に対し、静電気除去シートに触れることは「セルフサービスステーションで安全に給油するための大切な手順」だと説明し、毎回実施するよう呼びかけている。静電気を帯びた状態で給油ノズルや給油口に触れると......注目を集めたのは、2日のX投稿だ。静電気除去シートを触れてから給油している人を見たことがないとしたうえで、給油前に触れているかどうかを問いかけていた。この投稿は6日時点で4000万以上「表示」されるなど、SNS上で大きな注目を集めている。この投稿を巡り、静電気除去シートに関する別の投稿も話題になった。「自分は一応タッチしてます」「必ずしてます」「念の為に触ります」などと答える声が相次いだ一方、触る理由が分からないという素朴な疑問も一部でみられた。静電気除去シートに触れる理由は何か。タツノの広報グループは取材に対し、「静電気除去シートは、給油客の身体に帯電した静電気を放電し、給油時の静電気火花の発生を防止することを目的としています」と説明する。広報によれば、利用客が静電気除去シートに触れることで静電気が地面に逃げる仕組みになっている。静電気を帯びた状態で給油ノズルや給油口に触れると、静電気が火花として放電し、ガソリンの可燃性蒸気に引火する危険性があるという。「ガソリンは揮発性が非常に高く、常温でも容易に蒸発して可燃性の蒸気を発生させます。この蒸気が空気と混ざると、静電気によるごく小さな火花でも着火する可能性があります」すべてのセルフ給油設備に設置セルフのガソリンスタンドでは、「法令に基づき静電気除去設備の設置が義務付けられており、すべてのセルフ給油設備に静電気除去シートが設置されています」としている。利用者がどの程度触れているかについては、「確認・集計する仕組みがないため、弊社では利用状況を把握しておりません」と明かした。静電気除去シートの利用を促す取り組みとしては、同社の給油機には、法令に基づいて給油方法や静電気除去に関する表示を行っている。また給油前に触れるよう、操作画面の表示や音声案内で注意喚起している。今回SNS上で話題になったことを受け、この担当者は「静電気除去シートへ触れることは、セルフサービスステーションで安全に給油するための大切な手順です。毎回実施し、重大な事故を防いでいただきたいと考えています」と呼びかけている。
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