自ら招いた国会の混乱で外交の舞台に立てない「本末転倒」
しかも、欠席の理由とされた国会の空転は、数の力を頼んだ与党側の強気の国会運営が野党の反発を招いた結果でもある。
自ら招いた混乱を理由に、自ら掲げた外交の舞台を降りたのだとすれば、本末転倒というほかない。
空転の一因となった党首討論の開催は、与野党の合意によって、ようやく7月15日に決まった。会期末の17日まで、残すところわずか2日というタイミングである。
「働いて働いて〜」は流行語になった。だが、労働の価値は自己申告の苦労ではなく、結果と成果で測られる。それは一般の社会人なら誰もが知っていることだ。
首相として堂々と問いに答え、決めるべきことを決め、出ていくべき場所に出ていく姿を、国民は見たいのではないだろうか。