「ちょっと読み物を読まれていることは残念です」2026年7月15日に行われた党首討論で、中道改革連合の小川淳也代表と高市早苗首相が、答弁でメモを読むか読まないかをめぐって応酬する場面があった。高市氏にとって党首討論は今回が3回目で、党首討論開催は26年5月以来2か月ぶり。「ライブ感のあるやり取りにご協力を」小川氏は、衆院議員定数の削減をめぐる高市氏の答弁について、「できるだけご自身の言葉で咀嚼(そしゃく)をしてダイレクトにお答えいただきたい」と注文。「党首討論ですので」「ライブ感のあるやり取りにご協力をいただきたい」と求めた。高市氏が、「ご自身もメモを見ておられましたので」と「反撃」。小川氏は、「私もメモに目を落としていますが、読んではない。読んではない」と反論した。党首討論でのやり取りは次の通り。小川代表:ちょっと2つ申し上げたいんですが、あの、ちょっと読み物を読まれていることは残念です。事前に通告はしてますが、できるだけご自身の言葉で咀嚼をしてダイレクトにお答えいただきたい。党首討論ですので。予算委員会であれば百歩譲って読み物を読むもののも是としたいと思いますが、ぜひそのライブ感のあるやり取りにご協力をいただきたい。第2に。時々その立場を使い分けられます。つまり、内閣総理大臣としての立場と自民党総裁としての立場。そしておっしゃるように、国会には政府の代表たる内閣総理大臣としてご出席をいただいているのはもとよりです。しかし、国会運営にせよ、法案の審議にせよ、優先順位にせよ、高市総裁の意向が強く働いているから、私は指摘して聞いているわけです。それはごまかせませんからね。実際にそうですから。そのことを前提に、誠意ある責任あるご答弁をいただきたい。そして、こういう議論を多々やりたかったわけですが、今国会、残念ながら総理の国会出席は極めて少ないんですね。歴代総理と比べて。それもおそらく総理の意向が働いている。それから報道対応も十分ではないと言われている。そして、SNSを通しては、ご自身の発信したいことは一方的にされている。中傷動画をめぐっては、面識や会見の定義が揺らぐことで、総理が責任回避をしているのではないかという心証を振りまきました。さらに、書面の提出をもって国会質問を控えてほしいと取られかねないような場面にも出くわした。国会って都合のいいこと聞いてくれる場じゃないんですね。厳しい問い、批判的な角度からの質問、これに誠意を持って真摯に答えることで、政治への信頼を生み出す場なんじゃありませんか。こうした一連の総理の対応は、内閣総理大臣としての資質に疑問符がつきかねない事態に立ち至っていると私は感じますが、この点に関する総理のご認識をお聞きします。中傷動画問題は「追及する側も防御する側も裏付けに基づかなければ」高市首相:まあ、ご自身もメモを見ておられましたので、私も内閣総理大臣としての答弁でございますから、ここはできるだけ正確にということでメモを用意してまいりました。ご通告ありがとうございます。私の国会に対する姿勢ということですが、国会は国権の最高機関です。そこで首班使命をいただいて、私は内閣総理大臣を務めておりますから、国会からお呼びがあればちゃんと国会に来て、これまでも答弁をいたしておりますし、答弁書も自分でしっかりペンを入れてですね、相当私は懸命に誠実に答弁をいたしております。そして公共放送(NHKの中継)も入っておりますので申し上げますが、一連の中傷動画疑惑という言葉を使われるのは大変心外です。私自身は決して私も私の事務所も他の候補を批判することもしてこなかった。過去3回の総裁選挙も、過去30年以上の衆議院選挙でも、そういうことはしてこなかった。中傷動画などを作ることもしていない。第三者にそれを頼むなんてこともあり得ない話です。そんな中で中傷動画を作ったとされる人物本人がですね、これはインターネットの番組で高市のところから頼まれたわけじゃないということをおっしゃっているわけでございます。これは私にとって全く身に覚えのないことを追及されたわけで、大変心外でございました。それでも懸命にご通告いただいたことには、確認をして答弁をしてまいりました。小川代表:私もメモに目を落としています。が、読んではない。読んではない。それから、それから動画の件は、追及する側も防御する側も、裏付けに基づかなければならないのはその通りなんですね。ただ、私が今指摘したのは、それに対する総理の善後策、対処が総理としてのリーダーシップ、資質に疑念を生じかねない状況になっていますよ、ということをご指摘申し上げたわけで、これはちょっとまた論点が異なりますので、時間のある時にしっかり議論しなきゃいけないと思います。
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