プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年7月16日にユーチューブを更新し、広島・坂倉将吾捕手(28)について「ファーストに固定した方がいい」との見解を示した。
「サードをやらせていると、バッティングにも影響してくる」
今季、広島はここまで低迷しており、16日時点でリーグ5位。借金は「12」まで膨れ上がり、最下位の中日とは3ゲーム差となっている。
低迷のひとつの要因は得点力不足だ。チーム打率(.223)と得点(240点)は、いずれもリーグワースト。後半戦の課題がはっきりしている。
このような状況の中、高木氏は4番を任さている坂倉に注目した。
高木氏はチームの選手の起用法について、「いろいろ決まらない」と切り出し、坂倉の現状に言及した。
「やっぱり坂倉は、サードは荷が重いと思う。結局サードをやらせていると、バッティングにも影響してくる。4番を任せているのだったら、彼が1番やりやすいであろうファーストで固定してあげたらどうかなと思う。彼が打てなければ、結局勝てないわけだから」
4月下旬から4番に入っている坂倉は、打率.257、9本塁打、44打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.756となっている。一方、守備では開幕スタメンマスクをかぶるも、4月下旬からはファーストとサードを兼任。7月は、ほぼサードを守っている。
高木氏は坂倉のサードの守備について、次のような見解を示した。
「坂倉は『サードをやらされている』という感覚だと思う」
「森下(暢仁)が無期限の2軍調整となった試合(7月10日の中日戦)でも、引き金を引いたのはサードの坂倉のエラー。坂倉を責めるのではない。坂倉は『サードをやらされている』という感覚だと思う。チームのために黙って受けていると思うが、ファーストでバッティングに専念できるように。4番を任せているのだから」
チームは序盤に出遅れ、巻き返しを図ったセ・パ交流戦(5月26日開幕)では、5勝12敗1分けと負け越した。7月に入っても浮上のきっかけをつかめないでいる。
高木氏は「チーム打率が(リーグ)最下位で、打てないことを悩むよりも、ほころびをなくす方が得策」と指摘し、「1点差勝負を仕掛けても、粘れるピッチャーはいる。サードができる選手もたくさんいる。だからそういう風に考えた方がいいと思う」とした。
チームは17日から本拠地マツダスタジアムで首位・阪神と3連戦。20日からは敵地・東京ドームで、リーグ2位・巨人との3連戦を予定している。