2021年 6月 15日 (火)

いまどき「シュガー社員」には「ビター上司」で対抗せよ

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   依存心の強いシュガー社員は、仕事で一人前にならないうちから、会社や上司を責めることに長けています。その一方で、自分自身を客観的に省みようとはしません。そんなシュガー社員に真っ向から対抗できるのは、厳しい自立心を持ち、信頼関係を大事にしようとする「ビター上司」でしょう。

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「世代間ギャップ」を認めることも必要

   豊かな時代に育ったいまどきの若手社員に、「シュガー」な傾向を持つ社員が多いことは間違いありません。しかし、すべての若手が最初から「砂糖漬け」というわけではありません。いつの時代にも、世代間ギャップはあるものです。年長者は、若者に迎合する必要はありませんが、ギャップの存在を認めて、不都合がない限り自分の価値観を押し付けすぎないことです。

   「ずいぶん甘いこと言っているなあ」と思われるかもしれませんが、小さな不満を最初に取り除いておかなければ、若手を次の成長ステージへ持っていくことが困難になるのが現実です。昔は、面と向かって「これだから今の若いモンは・・・」と言われても黙って耐えていたかもしれませんが、今なら「こんな上司の言うことなんか聞くわけない」となって、使える人材も使えなくしてしまいます。

   どうしようもないシュガー社員の場合は、能力を見切って重要な仕事に付けないなどのリスク管理が必要ですが、「常識も価値観も、昔とは違っている」ことを軽く見て、なんでも年長者に従うのが当然と考えていると、部下とも信頼関係を作ることはできません。

   たとえば、職場の宴会でも「とりあえずビール!」が一般的でしたが、いまの若手はそれぞれに好きな飲み物を注文したがります。ここで「おい、ビールでいいよな!」と叫んではいけません。こんなところから「自分の好きなものも飲めない会社の飲み会はつまらない」となってしまうのです。見直しを迫られる職場の「暗黙のルール」も増えることでしょう。

田北百樹子(たきた・ゆきこ)
札幌市出身。田北社会保険労務士事務所所長。保険関係の手続や就業規則作成にとどまらず、人事考課制度導入や社員教育など、企業の人事労務を幅広くサポートしている。「シュガー社員」の名付け親で、09年3月にはシリーズ第3弾となる『ブラック企業とシュガー社員』(ブックマン社)を刊行。
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