<できコツ13>「疲れた」禁句にしてタフを演じよう

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    連日残業が続くと、誰しも疲れがたまるものです。でも、周囲に「疲れているアピール」をし過ぎても仕方がないことです。むしろ、そんな中でも飄々と働いている姿を見せれば、あなたは周囲から「タフな人だ」「頼りになる」と見られることでしょう。

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「疲れた」とボヤく人には仕事は回ってこない

    あなたの身近には「疲れた」「忙しい」と呪文のように繰り返し唱えている人はいませんか? もしあなた自身がそうであったら、直ちに改めましょう。「病院に行く」といって休むか、あえて疲れたそぶりを見せないようにすることです。

    疲れも見せずに働いている姿は、「あの人も頑張っているのだから、自分も頑張ろう」と周囲に元気を与えますし、あなたがタフで頼れる人である印象を与えます。

「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しいのだ」

という言葉があります。これはジェームズ・ランゲ説と呼ばれる、身体反応が情動経験より先に起こる理論を言い表している言葉です。この理論には賛否両論がありますが、私は正しいところがあると思います。私は次のように言い換えてみました。

「疲れたからボヤくのではない。疲れたとボヤくから疲れるのだ」

    私も前職では、なるべく疲れを見せないようにしていました。なぜかというと、自分が誰かに仕事を頼むとしたら、「お疲れモード」の雰囲気を出している人には頼みたくないと思ったからです。やはり、頼りがいのあるタフな人に頼みたいものです。

    「あいつはタフそうだからこの仕事を任せてみよう」。こんな風に思われることが、自分の仕事の幅を広げることにつながると考えていました。実際、「タフなビジネスマン」の自己イメージを持って仕事をしていると、疲れも吹き飛ぶものです。

トイレの便座で10分眠って頭スッキリ!

    とは言っても、決して「疲れても無理して働け」と言っているわけではありません。無理がたたって体調を崩しては、どうしようもありません。健康には、お金に代えられない価値があります。疲労が蓄積してきたら、何とかして休むことです。疲労困憊で仕事をしても、良いパフォーマンスが出ません。馬車馬のように働くことも良いですが、メリハリをつけることも大切です。

    休むまでではないけれど「疲れて仕方ない」という場合は、どうすればいいでしょうか。どうしても疲れて頭が働かないのであれば、トイレの個室に行って便座に腰を下ろし、10分くらい眠ってみるのも良いと思います。これだけでも随分楽になります。昼休みであれば、机にうつぶせになって寝ていても許されるでしょう。

    「トイレはちょっと…」という人は、外の空気を吸いに散歩に出たり、いすに座ったままストレッチをするのもいいです。そもそも、始業時刻から終業時刻まで集中を続ける事は、本当に疲れを知らない一部の人を除いて無理な話です。

    仕事をしているスタンスを保ちながら、適度に休憩を取ることもテクニックです。机の上に書類を広げ、腕を組んで目を閉じて考え事をしているフリをしましょう。あからさまにサボると周囲を不快にさせますが、このくらいであれば許されるでしょう。こうして頭を休めた後に、再び仕事に取り組めば良いと思います。

    凡人の当面の目標は「たまには休んだ方がいいよ」と言われるように、日頃の働きぶりが認められるようにすることでしょうか。すぐには状況が許さないかもしれませんが、定期的にリフレッシュ休暇を取り、出社したら「疲れた」と口にせずにバリバリ仕事をする。こういう理想は忘れたくないものです。

野崎大輔

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野崎大輔(のざき・だいすけ)
フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。「企業を活性化させるチェンジ・エージェント」を掲げ、東京・四谷で人事コンサルタントとして活動中。野崎人事労務管理事務所代表、特定社会保険労務士。mixiでコミュニティ「できるヤツと思わせる20のコツ」を運営。09年4月からJ-CASTで「ヨソでは言えない社内トラブル」を共同執筆。
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