2020年 7月 13日 (月)

「この人に仕事を任せてみるか」と上司に思わせる社内営業力

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   上司が仕事を任せたくない人がいます。それは、仕事ができないというよりも「印象がない人」。そういう人には、新しい仕事や面白い仕事、大きな仕事は回ってこなくて、期待値の低い仕事ばかり振られるおそれがあります。

   ならば上司に印象づけるために、強くアピールすればいいと思いきや、欧米ならともかく、残念ながら日本では逆効果になりかねません。いつか自分勝手に突っ走る危ないヤツとみなされますし、周囲も積極的に前に出ようとする人間を叩こうとする傾向があるのが現実です。

「能力」「意志」「条件」をさりげなくアピール

大きな仕事を任されることでステップアップ
大きな仕事を任されることでステップアップ

   したがって自分を売り込むときには、細かい配慮が欠かせません。基本は「私、まだまだ未熟ですが」と謙遜の姿勢をみせつつ、

「仕事を遂行する能力を備えていること」
「仕事をやりたいという強い意志があること」
「仕事に関われる条件を備えていること」

の3つのアピールを巧みに行うことが必要です。段階を追って説明しましょう。あなたは飲料メーカーに勤めている女性社員だとします。その飲料メーカーが今度、新規事業として、ワインのビジネスを始めることになりました。

   あなたはワインが大好きです。「その新規事業に携わりたいなあ」と強く希望しています。そこで、部署の飲み会で上司に「私、ワインが好きなんです」と言いました。それを聞いた上司は「へぇ~」と言いましたが、そこで会話は終わってしまいました。

   おそらく上司の頭には、「この子はワインが好きなんだな」という印象しか残らず、それさえも翌日には忘れてしまう可能性が高いでしょう。その後、上司と何度も飲みに行ったとしても、そのたびに「私、ワインが好きなんですよ」と言うだけなら、「お前、よく飲むなあ」で終わりです。

   このとき、もう少し詳しく、「私、いろいろ勉強しているので、将来、ワインの仕事に関わってみたいです」と言ったとします。上司の頭に残る「この子はワイン好き」という印象はやや強くなるでしょうが、まだぼんやりしたイメージにとどまっています。

   このとき、「まだ大したことないんですけど、ソムリエの資格は去年取りました」と付け加えたらどうでしょう。「あ、この子はワインにかなり意欲的だな」と思われるはずです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
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