2020年 9月 18日 (金)

「営業」がイヤなら、呼び名を変えてしまえばいい
若者よ、営業に挑戦しよう~高城幸司×大関暁夫対談(下)

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   リクルートでトップ営業を続けた高城幸司氏は、月刊誌の編集長となり、独立してコンサルティング会社を経営している。銀行で営業に異動になった大関暁夫氏は、広報部門を経て支店長となり、会社経営のかたわら街おこしの仕掛人として活躍している。

   ふたりとも、営業のキャリアが自分の可能性を広げてきたと感じている。どうしたら、厳しいといわれる営業の仕事を前向きに取り組めるのか。その秘訣は「自分は会社を背負っている」という意識や視点だという。

自分が楽しいと思える職業名をつけてみれば

大関暁夫(おおぜき・あけお)スタジオ02代表。「青山カレー工房」などの事業オーナーと企業コンサルティング、埼玉・熊谷の街おこし「くま辛」など多忙な日々を過ごす。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。J-CAST会社ウォッチで「営業は難しい〜ココを直せばうまくいく!」を連載中
大関暁夫(おおぜき・あけお)スタジオ02代表。「青山カレー工房」などの事業オーナーと企業コンサルティング、埼玉・熊谷の街おこし「くま辛」など多忙な日々を過ごす。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。J-CAST会社ウォッチで「営業は難しい〜ココを直せばうまくいく!」を連載中

高城 昔、フジテレビ系で『愛という名のもとに』(1992年)というトレンディドラマがありました。

大関 ええ、浜田省吾が主題歌を歌ったやつですね。

高城 あそこで、チョロというあだなの登場人物が証券会社の営業マンで、真面目なんだけど成績が伸びなくて上司から罵倒されていました。それでチョロが落ち込んで、横領と傷害事件を起こして自殺しちゃう。営業という仕事のイメージが悪いのは、ああいう取り上げられ方もあったのかもしれない。

大関 それは、昔の会社のマネジメントの悪さですね。ハラスメントは以前よりも減ったと思いますが。確かに、肉体的、精神的なタフさが求められる場面はあるけれど、実際にやってみれば気合いと根性だけではどうしようもなく、頭をひねらなければならない仕事だと分かると思います。

高城 不人気の理由は「営業」という名称も関係あるようですよ。実際、ある求人広告で、職種を営業から「企画営業」に変えたら、応募者数が増えたそうです。

大関 営業と呼ばれることが、そんなにイヤなんですか。でも確かに銀行でも、営業といえば店内の窓口のことで、外回りの営業は「渉外」と言っていました。意識としては、営業よりも少し高級な感じがしました(笑)。

高城 営業がそんなにイヤだったら、名前を付け替えちゃえばいいと思うんですよね。自分が楽しいと思える職業名を、勝手につけてしまえばいい。果敢に攻めている感じが若い人たちにとってはイヤで、現実逃避をしたいのなら、一歩引いた仕事をしていると思える職業の意識を持たせればいい。

大関 そんな下らない理由で嫌いになるな、ではなく、「そんな理由なら変えればいい」というのも新鮮ですね。若い人たちが好みそうな「コンサルタント」とかはどうですか。

高城 いいでしょう。リクルートで「求人広告の営業」をしている人に、どんな仕事をしているのか聞くと、「お客さまの人材採用のお手伝いをしている」と答えますよ。やっていることは同じなんですけどね。

大関 マーケティング担当や、カスタマーリレーション担当でもいい。中身から言って、お客さんの役に立つように商品をはめ込んでいく「商品コンサルタント」という言い方も十分できる。ソリューションという言葉も使えそうです。

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