会社の行事をボイコットする社員を懲らしめたい
2013.01.11 18:45
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臨床心理士・尾崎健一の視点
乾杯の時間だけでも就業時間中にしてはどうか
「職場の一体感」を醸成することで、仕事の生産性が高くなるケースはよく見られます。メンバー間のコミュニケーションが活性化することで、情報共有や行動支援が進むのでしょう。いつの時代にも個人主義的、プライベート重視の志向の人はいますが、それに配慮しつつも職場のイベントを大事にする方法は、あながち効果のないものではありません。
そういうポリシーを明確にもっているならば、業務を早めに切り上げてイベントを開催し、業務時間外の時間帯部分は自由参加とするやり方があってもいいのではないでしょうか。あいさつと乾杯は全員参加とし、あとは「残って参加したい」と思わせるような食べ物やイベントを用意することが考えられます。野崎さんの指摘のとおり、途中で帰る人がいても処分することはできませんが、強要しない程度に「もうちょっと話さないか」と声をかけ、この機会を生かして部下の不満や提案に耳を傾けてみてはいかがでしょう。
(本コラムについて)
臨床心理士の尾崎健一と、社会保険労務士の野崎大輔が、企業の人事部門の方々からよく受ける相談内容について、専門的見地を踏まえて回答を検討します。なお、毎回の相談事例は、特定の相談そのままの内容ではありませんので、ご了承ください。