雪の日にバイトを早く帰したら「その分の時給を払え!」と言われました

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   2月の大雪で、「陸の孤島」も出現するなど生活に大きな影響が出た。当日は、天気予報を気にしながら、「雪、これからもっと降るってさ……」と早じまいをしたところも少なくないだろう。

   積雪がひどくなると交通機関が麻痺する可能性も出てくるし、「早じまい」と聞けば喜ぶ人が多そうだが、「時給」をめぐってちょっとしたトラブルが発生したという。

「2時間分働けなくなったじゃないですか」

   飲食店のオーナーです。最近は豪雪で商売に影響が出ています。

   客足が減るのは仕方ないことだと思いますが、良かれと思ってやったことでアルバイトから文句を言われてまいっています。

   ニュースでは雪が数10センチ積もるということで、夕方にけっこう降ってきたことから早めに帰ってもらうことにしました。

   遠方の者もおり、電車が止まるなどすれば帰れなくなってしまうので、早く帰した方が良いと思ったからです。社員で比較的家が近い人に残ってもらい、あとは帰ってもらうことにしました。夕方にスタッフを集めて、

「今日は雪がけっこう積もるらしいから店は早めに閉めることにします。アルバイトで家が遠い人は16時にあがるように」

と言いました。ほとんどの人は「助かります!ありがとうございます」と言ってくれたのですが、Aさんは不満気にこんなことを言いました。

「私は10時から18時までのシフトだから2時間分働けなくなったじゃないですか。
   これは会社の都合だから補填してくれるんですよね。休業補償して下さい」

   私はこれを聞いて、「良かれと思ってやったのに、何でこんなこと言われなきゃならないんだ」と怒りの念がわいてきました。

   そもそも時給だから働いていない時間は払わなくて良いと思っていたのですが、今回のような場合でも払わないといけないんでしょうか?

   また、こういうことを言ってくる人にはどう対応したら良いのでしょうか?

尾崎 健一(おざき・けんいち)
臨床心理士、シニア産業カウンセラー。コンピュータ会社勤務後、早稲田大学大学院で臨床心理学を学ぶ。クリニックの心理相談室、外資系企業の人事部、EAP(従業員支援プログラム)会社勤務を経て2007年に独立。株式会社ライフワーク・ストレスアカデミーを設立し、メンタルヘルスの仕組みづくりや人事労務問題のコンサルティングを行っている。単著に『職場でうつの人と上手に接するヒント』(TAC出版)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。

野崎 大輔(のざき・だいすけ)

特定社会保険労務士、Hunt&Company社会保険労務士事務所代表。フリーター、上場企業の人事部勤務などを経て、2008年8月独立。企業の人事部を対象に「自分の頭で考え、モチベーションを高め、行動する」自律型人材の育成を支援し、社員が自発的に行動する組織作りに注力している。一方で労使トラブルの解決も行っている。単著に『できコツ 凡人ができるヤツと思い込まれる50の行動戦略』(講談社)、共著に『黒い社労士と白い心理士が教える 問題社員50の対処術』がある。
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