2024年 5月 5日 (日)

就活ナビサイト5社を徹底比較 某サイト関係者がまたブチ切れ!?

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日経就職ナビ...スマホで簡単・E‐DMを開始

   日経就職ナビで大きな変更点はダイレクトメールです。今までのウェブメールだとパソコンならまだしもスマホだと開封率が極端に落ちていました。

   学生からすれば、ただでさえ鬱陶しいダイレクトメール、しかもスマホだと、マイページからログインしないと見られないなど、手間。さらに開封率が落ちていました。

   このダイレクトメール、企業からすれば1通いくら(それなりの金額です)でナビ運営会社に払っています。開封率が極端に落ちていると困るわけです。そこで変えたのが、E‐DM。これだとスマホから簡単に読めます。ただ、問題は従来のウェブメールと違い、どれだけ学生が開封したか、測定不能です。スマホ対応はいいのですが、この辺、企業はどう判断するか、分かれそうです。

   あさがくナビ...一括エントリー廃止は吉か凶か

   「学情ナビ→朝日学情ナビ(朝日新聞社が参加)」ときて、今度は「あさがくナビ」。しかし、名前以上に大きく変えたのが一括エントリーの廃止です。

   学生からすれば、まとめてエントリーできる一括エントリー。しかし、企業からすれば、エントリー学生が増える反面、セミナー参加率は低くなる(本気でない学生が多いため)など弊害がありました。

   そこで、あさがくナビは一括エントリーを廃止。代わりにナビ側が学生に個別企業を紹介するレコメンド機能を強化する、とのこと。学生のサイト内行動履歴を元にレコメンドする、とのことですが、さてどうなるか。

   学生からすれば便利な機能が1つないわけで、他のナビに流れそうな気もします。一方で、多少、他のナビに流れてもセミナー・専攻参加率が上がれば、それは他のナビと違う大きなアピールポイントになります。果たして吉と出るか、凶と出るか。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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