2024年 4月 27日 (土)

転職には「嫌われる覚悟」が必要だ 「お世話になった人に申し訳ない」気持ちを突破せよ

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「いい人」のままでは転職できない?

   「職場の雰囲気が良いから転職できない」とか、「お世話になった人に申し訳ない」という人に対して、「覚悟が足らない」と、喝を入れる人もいる。エグゼクティブ層を対象とした人材紹介会社の代表、丸山貴宏氏だ。彼は、ダイヤモンド・オンラインのコラム、「『いい人』のまま辞めるのは絶対不可能 転職したいなら『裏切り者』になる覚悟を持て!」(2014年2月10日)で、次のように説く。

   一般的には、転職を決めた後、勤務先には「退職の意思」と、「これまで世話になったお礼」を伝え、いつまでに何を引き継げばよいかを話し合うだけだ。しかし、「『それでは義理を欠く』と考え、上司や経営者に相談モードで話をしてしまい、ズルズルと辞められなくなるケースもあるという。優秀な人であればあるほど、会社から強く慰留され、すんなりと辞めるのは難しい。情がわいて、つい「八方美人的な態度」を取ってしまう人もいるそうだ。

   結果的に、せっかく決まった転職を、断念せざるを得なくなる場合もある。それどころか、一度「退職」の意志を伝えたことで、「裏切り者」扱いされ、職場での居心地が悪くなることすら、あるそうだ。「いい人」のままで、辞めることはできない。退職したいなら、一時的に「悪者になる覚悟」も必要なのだ。

   ツイッターでは、記事を受けて、「辞める時は報告モードで・・・メモメモ」とか、転職時に、勤務先との関係が悪くなっても、「自分を裏切るよりはマシだよね」と、気持ちを新たにした人もいるようだ。もちろん、転職する人が、必ずしも「裏切り者」扱いされるとは限らないし、業界や会社の雰囲気にもよるだろう。が、退職時には、最近流行りの「嫌われる勇気」(岸見一郎著『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』)を持っておいて、損はなさそうだ。(KH)

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