2024年 4月 26日 (金)

人気企業は合同説明会に期待しない それでも参加している理由

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3月合説、行く価値はある? ない?

   3月の合説に行く気だった学生、あるいは参加を前提に地方から東京や大阪に行く予定だった学生は、「えー」という話でしょう。が、まあ、真実なので。

   それでは、3月の合説、行く価値がないか、と言えばそんなことはありません。無理に複数回ることはないでしょうけど、1度は参加してもいいのではないでしょうか。参加の仕方の例をご紹介します。


・その1:人気企業のブースを1か所だけ参加

   さんざんケチをつけた人気企業ブースですが、どれだけ人が多いか、お祭り気分を味わう、という意味では行ってもいいと思います。ただし、1~2か所程度にしておかないと、人が多すぎて疲れるだけ。そこは注意しましょう。


・その2:知名度の低いメーカー・商社のブースに参加

   知名度が低い企業は大企業・人気企業と違い、高い参加費を払っています。そうした企業は、それだけ採用意欲があるからこそ参加しています。学生には知名度が低くても実は優良企業というところも。そうした企業のブースは立ち寄る価値があります。


・その3:えてして不人気の流通・小売り・外食・パチンコホール運営企業のブースに参加

   特にパチンコホール運営企業のブースは、筆者が知る限り、どの合説でもガラガラか、説明会のたびに数人程度しかいません。

   ここにあえて参加することをお勧めします。と言っても、選考参加ないし入社を勧めているわけではありません。

   不人気企業であれば、採用担当者もその分だけ、暇を持て余しています。話せる機会も他の企業よりも長いはず。

   そこで、あえて参加してあれこれ質問し、社会人との会話の練習代わりにするのです。

   他の業界・企業を志望しているなら、その志望業界との関連性を聞いてみてもいいでしょう。接客関連の企業を目指しているなら、接客について聞いてみるのもあり。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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