2019年 10月 15日 (火)

細々と口うるさい経営者 これじゃあ管理者が育たないわけだ

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   オーナー創業者が社長を務める中小OA機器関連のA社。ワンマン経営故か管理者が育たないとの相談を受けて、1年ほど前から社内管理者教育を依頼されお付き合いを始めました。現場ヒアリングを経てM社長と基本方針を決め、研修プログラムがスタートしました。

   第1弾の研修プログラムは、30代後半で人事部門を統括しているT総務部長と研修対象の現場管理者を預かるK部長との社長もまじえた相談で日程がスムーズに決まり、予定通りに無事終了。第2弾以降は、社長の手を離れT部長を窓口にスケジュールを決めて順次実施をしていく予定でした。

研修依頼されたが、先方から「なしのつぶて」に

こうして、ああしてこうしてだな、そうして、こうして・・・
こうして、ああしてこうしてだな、そうして、こうして・・・

   ところが、こちらからいくら催促しようとも一向に次の日程が出てきません。頻繁に催促しつつ、待つこと2か月。このままではラチが開かないと、やむなくM社長に相談することにしました。

   社長からは、「Tはどうも時々ルーズなところがありましてね。本人にはよく言っておきます」との回答。私がこのままでは研修がすすまないと直訴すると、「では、Kをフロントに立てて進めてください。年齢はTと同じだけれども、Kの方が営業現場の責任者なので何につけても動きがいいハズです」と、窓口を代えて仕切り直しと相成りました。

   K部長は社長からの連絡を受けすぐに日程調整にとりかかってくれ、3日後にはその先3か月分の日程が固まり研修は無事再開しました。2か月後、さらにその先3か月分の日程調整お願いしたところ、事態は急変します。K部長が前回のT部長と同じように、こちらの連絡に対してなしのつぶてに。何度問い合わせをしようとも、メールは放置、電話には出ないなど全く動かなくなってしまいました。

   時期を同じくして同じようなことが、人を介して最近お付き合いをはじめたIT系企業C社でもありました。

   昨秋、とっかかりでお目にかかった管理部門責任者の取締役D氏へのヒアリングでは、「急成長故にとにかく業務の錯綜状況がひどく、管理部門が回っていかない。仕事がどれも属人的になっており現状でもパンク気味で、これ以上業務が増えれば確実にお手上げです」との悲鳴にも近い声が聞かれました。業務プロセスの見える化、マニュアル化により交通整理とナレッジ・マネジメントを至急進めるべきとの提案をし、D氏が社長の了解を得次第、社長を交えたミーティングを経て年内にスタートする話になりました。

   しかし、待てど暮らせどD取締役からは何の連絡もなし。それどころか、こちらから入れた確認のメールにも返信はありません。電話にいたっては「居留守」ではないかと思われるほど「不在」の連続で、結局年内には連絡ひとつ取れずじまいでした。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。 連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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