2019年 5月 26日 (日)

なぜ「指示通り」に実行できないの? 海外で日本人の優秀さを実感する時

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   ベトナムほか途上国で暮らしていて1番むずかしいのが、現地のひとへの指示だというのはみんな痛感していると思います。現地でビジネスをしている場合、如何にして、指示通り現地の人にやってもらうかで苦労されているひとも多いと思います。

   その現地のひとのクセというのが、日本人にはちょっと理解しづらい。

   典型的な例にぶち当たりましたので、書いてみます。

ボタンの位置が・・・指示と違う

ボタンの位置が...?
ボタンの位置が...?

   洋服のオーダーメイドをした時の話。ベトナムでは、安くオーダーメイドのものが作れて、重宝しているのですが、よっぽど的確な指示を出さないと、似ても似つかない「とんでも」なものが出来てしまいます。オーダーメイドをするというのは、途上国の人に指示を出す格好の練習台になるのです。

   私が困ったのは、ジャケットをつくったときでした。

   ジャケットの基本デザインというのは、御存知の通り、いくつかあるのですが、そのなかでも重要なのは、ボタンの数と、位置です。

   わたしは、1ボタンのジャケットで、しかしながら、ボタンの位置が高めにあるものが好みです。

   ですから「1ボタンで、ボタンの位置は高め。このあたり」と指示しました。ちゃんとボタンの位置も測って記入したのです。

   しかし、出来てきたものをみると、普通の1ボタン。ボタンの位置は低いです。

   「ボタン位置まで測ったのに、違うじゃないか?」と言っても無駄です。

   ボタン位置は、出来てしまったものは仕方ないので、我慢しました。

   どうも、テーラーには、ボタンの位置の高い1ボタンというのが理解できないらしい。というのも、彼らの中には1ボタンなら、ボタンはこの位置というのが決まっていて、勝手にそれに修正してしまうのです。

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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