2020年 10月 29日 (木)

「オワハラ増えた」は幻影? 学生の「過剰反応」も

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「オワハラ」が注目され始めた理由

   このように、昔からオワハラはあったわけですが、それが2014年ごろから急に注目されます。背景としては、やはり、就活の時期変更(後ろ倒し)。

   特に現在進行している2016年卒(現4年生)は、8月選考開始と言いつつ、実質的な選考を7月中に終わらせる企業や内定出しまで終了している企業が相当数あります。

   リクルートキャリア調査によると、2015年6月1日時点での内定率は34.5%。前年度同時期は61.3%でしたので、減ってはいますが、選考開始時期が8月なら本来は0ないし、10%未満でないとおかしいはずです。実際、同じ調査で選考開始時期が4月だった2015年卒の2014年3月1日時点では5.5%でした。

   それが、今年は選考開始の2か月前にして、34.5%。ということは、ベンチャー・中小・外資系などはもとより、大手企業も含めて選考・内定出しを進めている企業が多い、ということを同調査は示しています。

   内定出しが経団連の定めた就活時期よりも早い、ということはそれだけ学生も企業もお互いの動向が不透明になります。

   そこで焦った企業が内定を辞退しないようにする、つまり、オワハラに走る、との記事が目立つようになりました。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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