2024年 5月 5日 (日)

「ショートカット不使用」など論外 そのPC作業スピードでは遅すぎる

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ツールの操作は、基礎体力に相当

   投資銀行やコンサルなど、極端な例をあげたのだが、ちゃんと本質的な話をして締めくくる。

   シビアな仕事をしているプロフェッショナルにとって、ツールの操作スピードは、そのひとの生産性に直結するということ。きわめて限られた時間のなかで仕事をしている人にとって、1番だいじなのは「考える時間」であり、「創造性を発揮する時間」。

   それらを十分に取るためには、エクセルやパワポといったツールの操作といった付加価値の低いものは、極限まで高速に行える必要がある。ツールの操作スピードが2倍になれば、考えることに使える時間も捻出できる。

   ツールの操作は軽視されがちだが、基礎体力に相当するものだとおもう。

   ツールの操作はだれでも訓練すればすぐに向上するものであるから、操作の習熟に投資するのはとても賢い投資だ。もし1日に3時間をパワポ作成に使っているなら、単純に3倍の早さにすることができれば、2時間もの時間を他のことに割り当てられるからだ。

   生産性を向上させ、考える時間を捻出するためには、逆説的だが、ツールの操作スピードを極限に上げることに取り組んでみてほしい。(大石哲之)

大石哲之(おおいし・てつゆき)
作家、コンサルタント。1975年東京生まれ、慶応大学卒業後、アクセンチュアを経てネットベンチャーの創業後、現職。株式会社ティンバーラインパートナーズ代表取締役、日本デジタルマネー協会理事、ほか複数の事業に関わる。作家として「コンサル一年目に学ぶこと」「ノマド化する時代」など、著書多数。ビジネス基礎分野のほか、グローバル化と個人の関係や、デジタルマネーと社会改革などの分野で論説を書いている。ベトナム在住。ブログ「大石哲之のノマド研究所」。ツイッター @tyk97
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