2019年 5月 26日 (日)

退職したいのに会社が認めてくれません 辞めたら賠償請求されますか?

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   8月(2015年)から、大手企業の就活面接が解禁されました。すでに複数の内定をもらい、「どの会社にしようか」と悩んでいる学生もいるでしょう。社会人の先輩の中には、「とにかく入社して、嫌なら辞めればよい」というアドバイスをする人もいるようですが、実は、本人が希望しても、なかなか会社が退職を認めてくれない、という相談は結構あるのです。こうしたケースは、若手社員に限りません。

   そこで今回は、退職を申し出ても、なかなか会社が認めてくれないというエピソードを基に、本人の退職の意思と、会社側の裁量の関係について考えていきたいと思います。(文責:「フクロウを飼う弁護士」岩沙好幸)

上司「新しく人を雇うだけでもお金と時間がかかる」

辞めたいのに・・・
辞めたいのに・・・

   私は、小さな広告代理店に新卒で入社してから、現在まで社員として5年間勤めています。仕事も職場も好きなのですが、先月末に急遽、父親が病気になってしまい、今月中には、会社を辞めて実家に戻り、家業を継がなければいけない状況になってしまいました。そのため、月はじめの段階で、上司に「今月末には退職をしたい」と話をしたところ、上司は「うちの会社は小さいから、1人抜けられるだけでも大変なことはわかっているだろう?それに1人新しく雇うだけでもお金と時間もかかるし。だからせめて、再来月までは残ってもらわないと困る」と言われました。

   もちろん、上司の言っていることもわからないでもないのですが、私以外に実家の家業を継げる人もおらず、どうしても今月中に辞めて帰らなければいけないのです。

   こういった場合、会社が認めなくても辞めることはできるのでしょうか?また、もし辞めた場合、損害賠償請求をされてしまう可能性があるのでしょうか?(実際の例を一部変更しています)

岩沙好幸(いわさ・よしゆき)
弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業後、首都大学東京法科大学院から都内法律事務所を経て、アディーレ法律事務所へ入所。司法修習第63期。パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。動物が好きで、最近フクロウを飼っている。「弁護士 岩沙好幸の白黒つける労働ブログ」を更新中。編著に、労働トラブルを解説した『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。
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