2024年 4月 23日 (火)

「育休とったら上の子は退園を」余波 「ママの不安増すばかり」VS「世の中に甘えすぎ」

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   0~2歳までの子どもを保育園に預けている親が、新たに「育児休業」を取った場合、すでに保育園へ通っている上の子どもは「退園」しなければならない――。埼玉県所沢市で、こんな制度が、今(2015)年4月に始まった。

   この「育休退園」制度については、多くのメディアが取り上げ、ネットでも話題に。6月には、子育て中の保護者らが、「保育を受ける権利の侵害だ」などとして、「退園の差し止め」を求める仮処分を申し立てたが、さいたま地方裁判所は、2015年7月28日までにこれを退けた。裁判所の判断について、ネットでは、「母親たちの訴えを退けるなんて、残念だ」「いや、保育園の定員が足りないのだから、仕方がない」など、賛否両論が飛び交っている。

「職場復帰はできるの? 母親の不安は増すばかり」

辞めないといけないの?
辞めないといけないの?

   さいたま地裁は、保護者らの訴えに対し、「市は、保育園の継続が必要と認めた親には継続できる方針を示している」などと指摘した。これに対し、ツイッターでは、疑問の声が目立つ。

   「退園後の復園の保証もなく、市がやさしい運用をするという前提? それでいいのかな? (結果は)市にやさしすぎない?」という人もいれば、「適正に適用すれば・・・というのが信用できない。これで少子化加速。未来を潰す」と、怒りの声も。子どもを保育園に預ける権利は、どの親にも平等にあるはずだ、という意見だ。

   「私も長男次男と保育園にお世話になっていたから、人ごとじゃない。復帰する時、必ず再入園できるの? そういう取り決めも無い中で新制度を施行して、ママの不安は増すばかり」と、不安を訴える女性もいる。

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