2024年 4月 19日 (金)

年収に「70万円」の差 影響するのは留年?留学?

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   海外留学といえば、さまざまな「学び」があるイメージだが、見知らぬ土地での経験が、将来の「年収」にも影響を与えるらしい。

   「海外の大学で学位を取った人」は、「留学経験がなく、国内大学を卒業した人」と比較して、就職後の年収が男性で「平均70万円」、女性で「平均109万円」も多い、という調査結果があるそうだ。ネットでは、「これは実感できる」「ほんとかよ」など、さまざまな受け止め方が飛び交っている。

女性では「平均109万円」

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   先の調査結果は、明治大の横田雅弘・国際日本学部長らのグループが行ったもので、日経新聞も紹介した。(「留学の有無で年収に大差 明大が大規模追跡調査 能力・意欲も向上(2015年12月16日)」。

   調査は2015年1~9月、全国20~50代の男女を対象に行った。海外の大学・大学院、語学学校などに留学したことがある4489人と、留学経験がなく、国内の大学・大学院を卒業した1298人に対し、「現在の年収」や、「留学や学生生活で得られたと考える能力」などを質問。その結果、男性では、『留学経験者』の、「現在の平均年収」が645万円で、『非経験者』の575万円より、70万円高かった。女性でも「439万円」と「330万円」と、109万円の差がついた。

   留学中の経験は、意欲や考え方にも影響を与えるそうだ。『留学経験派』と『非経験派』それぞれに対し、「学生生活で向上したと考える能力」を尋ねると、経験者の85.8%が 「柔軟性」、79%が「忍耐力」が伸びたと回答。一方で、『非経験者』はそれぞれ57.3%、55.9%にとどまり、「柔軟性」では約28ポイント、「忍耐力」では約19ポイントの開きがあった。

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