2024年 4月 27日 (土)

商社に受かりそうなタイプは? 商社マンガ著者に聞いてみた

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専門商社って総合商社より下?

   せっかくなので、ちょっと意地悪な質問を。総合商社と専門商社、と俗に言いますが、何か、専門商社って、総合商社より格下のような気が......。

「『商い』という意味では基本的には変わりません。分野によっては、総合商社と専門商社が競合して戦っている場合もあります。大きな違いといえば『規模』と『信用』でしょうか。
   たとえば、JBIC(国際協力銀行)とのつながりです。JBICは日本国政府100%出資の特殊銀行ですが、ここから莫大な金額の融資を受けてビジネスをするのが総合商社の得意技です。海外のエネルギー関連大企業が、JBICから融資を受けたくて総合商社にジョイントベンチャーのパートナーとして声をかけてきたりします」

   なんか、いきなり話が凄いです。では、総合商社の方がやはり上、ということでしょうか?

「そんなことはありません。分野によっては専門商社の方が強くシェアを持っている、ということもあります。専門分野を持っている、という強みは働く人の誇りにもなっています」

   私も、専門商社は全部ではないですが、採用担当者を何人か知っています。日伝、サンセイテクノス、立花エレテック、加藤産業、山星屋、山善、トラスコ中山、シマブンコーポレーション...。

   たぶん、私がかかわった就活交流会に参加していない学生だと、知らない企業ばかりかもしれません。が、それぞれ、強みのある企業です(詳細はナビサイトなどで検索をどうぞ)。

   総合商社がダメだから専門商社、というものでもないかな、と以前から思っていましたが、今回の小田さんのお話を聞いて、その思いを強くしました。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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