2024年 4月 26日 (金)

「月給48万円」でも日本人人材が不足 アジア某国でのチャンスを生かすには

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   先日、インドネシア在住10年以上の友人からこんな相談をうけました。

「最近、ジャカルタで日本人人材が不足していて、知り合いの会社も人が採れなくて困っているんだよ。月給4000ドルでも来ないみたいなんだけど、だれかいい人いない?」

   この会社が募集しているのは、自動車の部品の法人営業。

   全くの新人(新卒)は不可能ですが(そもそもビザが降りない)、日本で数年間の営業経験があれば職務はこなせそうです。

日本人の求職者の数はさらに減りそう?

「この街での生活」を自分の目で
「この街での生活」を自分の目で

   月給4000ドルといえば、日本円に直すと48万円(ざっと1ドル120円計算)。年収にすると約575万円。これにボーナスがつくので年間600-700万円はもらえる計算になります。ちなみに、運転手付きの車もついてきます。

   物価が高くなりつつあるとはいえ、東京よりは安いジャカルタでこの給料はなかなか魅力的です。

   この連絡をもらって数週間後に、ジャカルタでISによるテロが起こりました。

   テロが起こった場所は、ジャカルタ市内の中心にほど近いサリナデパートというデパートの近くにあるスターバックス付近。私も何度もいったことがある場所です。

   このテロが起こった後、おそらくさらに多くの人がジャカルタ行きを避けており、日本人の求職者の数はさらに減っていくと思われます。

   ただ、このテロで亡くなった被害者の方は4名(これ以外に犯人4名も死亡)。

   人数としては、東京の交通事故死者数や自殺者数から比べたらごく少数です。

   確率論で考えると、それほどの脅威ではないといえます。

   それ以外にも、海外で働くとなると様々なリスクがあります。

森山たつを
海外就職研究家。米系IT企業に7年、日系大手製造業に2年勤務後、ビジネスクラスで1年間世界一周の旅に出る。帰国して日系IT企業で2年勤務後、アジア7か国で就職活動をした経験から「アジア海外就職」を多くの人と伝えている。著書に「アジア転職読本」(翔泳社)「はじめてのアジア海外就職」(さんこう社)がある。また、電子書籍「ビジネスクラスのバックパッカー もりぞお世界一周紀行」を連続刊行中。ツイッター @mota2008Google+、ブログ「もりぞお海外研究所
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