2019年 11月 14日 (木)

社員のメンタル幸不幸は人事トップしだい 「松」に当たればいいが「梅」だと

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   超スゴ腕人事部長がいる会社は「メンタルヘルス」が良好でしょうか?

   いきなり妙な質問で申し訳ありません。答えは「イエス」。私がお話ししたいのは、ストレスチェック導入に際しても、会社の人事が透けて見えるということです。今回も、筆者の40年にわたるメンタルヘルス・コンサルの経験に基づく独断に、少々お付き合いください。

働きぶりにもよい影響が

人事トップに期待される「スゴ腕」
人事トップに期待される「スゴ腕」

   まず、会社をウォッチしていて率直に感じられることです。

(1)優秀で、知識を備えた「超スゴ腕人事部長」がいると、成果が出るよいストレスチェックを導入する
(2)優秀だが、知識に欠ける人事部長がいると、多くのツールを集めるが、結論が出ない
(3)志のない人事部長がいると、「何をやっていいかわからない」と右往左往する

   メンタルヘルス対策やストレスチェック導入は、人事トップのリーダーシップに左右されます。優秀な人事部長のいる会社は、メンタル不全の社員が少ないだけではなく、働きぶりにもよい影響が出ているのが特徴です。

   今あなたが、「わが社は働きやすくて、精神衛生上もいい会社だなあ」と率直に思っているならば、超スゴ腕人事部長の「気働き」によるところが大かもしれません。

   なぜなら、会社をよく知り、その発展を願い、部下やその家族の幸福までを思いやり、どんなストレスチェックのしくみを入れたら本当によいのか真剣に考え、実行しようとする人が人事部門にいるかいないかで、職場のメンタルヘルス状況は変わるからです。つまり、人事部長が陣頭に立って改善しようとしているかどうかが重要なのです。

佐藤隆(さとう・たかし)
現在、「総合心理教育研究所」主宰。グロービス経営大学院教授。カナダストレス研究所研究員。臨床心理学や精神保健学などを専攻。これまでに、東海大学短期大学部の学科長などを務め、学術活動だけでなく、多数の企業の管理職向け研修にも携わる。著書に『ストレスと上手につき合う法』『職場のメンタルヘルス実践ガイド』など多数。
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