2021年 9月 20日 (月)

新海誠ご縁の会社「君の名は」 【知っておいてもいい企業6】

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「ずるいCM」とライバル社がため息

   次にCMを製作したのが大成建設です。2011年12月に「ボスポラス海峡トンネル」編(トルコ)、2013年12月に「スリランカ高速道路」編、2014年8月に「ベトナム・ノイバイ空港」編がそれぞれ制作・公開されました。キャッチコピーは、同社で1992年以来使用されている「地図に残る仕事。」。

   3作品に共通しているのが、主人公となる技術者とその来歴。「遠い記憶→現在の仕事」という流れになっています。

   ボスポラス海峡トンネル編では、女性の技術者が登場。学生時代はハイジャンプの選手でしたが、目標の高さを飛ぶことができませんでした。

「あの頃、飛べなかった1メートル65センチを、今、海底60メートルで思い出す」

というナレーションでボスポラス海峡トンネルの工事を紹介。

「どんな時間も、どんな彼方も、私は、今度こそ絶対に超えるんだ」

と締めくくるCMは、わずか30秒とは思えないほど深い名作となっています。

   公開当時、このCMを見たあるライバル企業の採用担当者は、こう言ってため息をつきました。

「『地図に残る仕事。』というキャッチコピーもずるいけど、あのCMもずるいよね。うちだって大成さんと同じ汗まみれの仕事なのに......。あのCMで何人、内定者を取られるのか、考えただけで頭が痛い」

   大成建設は大林組、鹿島建設、清水建設、竹中工務店の4社と合わせて「スーパーゼネコン5社」の一角とされています。売上高で言えば業界4位。5社の中では唯一の非同族企業であり、現場に与える権限も「他社より大きい」(ライバル社採用担当)。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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