2021年 3月 8日 (月)

文章のリズムを意識して書く 【エントリーシート1】

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文末が単調ではいけない

   続いて(2)文末表現について。まずは例文をどうぞ。

   【例2】今日は晴れていました。小田急線に乗りました。次にリムジンバスに乗りました。羽田空港に着いた後、チェックインをして岡山行きのANA便に乗りました。岡山空港に到着したとき、東京より少し暖かいと思いました。そのあとバスに乗り、就活イベント会場に向かいました。

   次にそれを書き改めたもの。

   【添削2】本日は晴天。小田急線、リムジンバスと乗り継ぎ羽田空港へ。ANA便で岡山に向かう。到着した空港では、東京より少し暖かいと思った。バスで就活イベント会場へ。

   例1は文末表現がくどい。「~ました」を何度繰り返すのか、といらいらします。こういう文章、小学生の作文にありがちです。就活生なら大丈夫、と言いたいところですが、そこそこ見かけます。

   「~いました。~乗りました。~乗りました。~思いました。~向かいました」――これでは、いくら内容がよくても、文章のリズムが悪くて魅力が伝わりません。

   文末表現は、体言止めを織り交ぜて、上手に変化をつけていくことをお勧めします。

   最後に(3)文体について。基本的に、文体は敬体「~です、~ます」調か、常体「~だ、~である」調か、どちらかに統一しましょう。

   一般的に、敬体(です、ます調)は手紙や顧客に説明をするための解説書などに用いられます。常体(だ、である調)は、多くの社内文書のほか評論文、新聞・雑誌記事などに使われます。小説の多くも常体で書かれています。ただし、例外はいくらでもあります。敬体の中に常体が交じっていることもあります。

   某評論家(二世代くらい上の私の先輩)は、「(評論に)敬体を使うと、イヤミにパンチが利いて効果的です」と書いていたような気がします。

   就活生に対しては、とりあえず、

「常体のほうがさくさく書けるし、文字数も稼げるよ。ただし、敬体で書いても問題はないよ」

とアドバイスすることにしています。

   ちなみに私は、書籍は常体で、新聞・ネットのコラムは敬体で書いています。ええと、別にイヤミを強調したいわけではありません(力説)。

石渡嶺司(いしわたり・れいじ)
1975年生まれ。東洋大学社会学部卒業。2003年からライター・大学ジャーナリストとして活動、現在に至る。大学のオープンキャンパスには「高校の進路の関係者」、就職・採用関連では「報道関係者」と言い張り出没、小ネタを拾うのが趣味兼仕事。主な著書に『就活のバカヤロー』『就活のコノヤロー』(光文社)、『300円就活 面接編』(角川書店)など多数。
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