2019年 6月 19日 (水)

尊敬されないお父さん... なにが、どこがダメ?(江上剛)

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「女房子供から尊敬されません。飲んで帰ったり、休日ゴロゴロしているのがいけないのかもしれません。でも、ちゃんと仕事をしているとい自負はあります。『父さんだって頑張っているんだ』と訴えていいものでしょうか」

   訴えなくても分かっていると思いますよ、お父さん!

  • 休日にゴロゴロはダメなの?
    休日にゴロゴロはダメなの?

息子との「絆」感じた一言

   私は一度だけ、高校生だった息子から「親父、頑張れよ」と言われたことがある。

   第一勧銀総会屋事件の最中、私は昼夜、その解決に奔走していた。そんな最中、M相談役が自殺され、私は病院に駆けつけた。その時、携帯電話の充電器を忘れたため、息子に持って来てくれるように頼んだ。

   息子は、自宅から自転車を飛ばし、それを持って来てくれた。帰り際、「親父、頑張れよ」と一言。そう言ってくれたんだ。

   不愛想だったが、その言葉は、今も忘れられない。

   その息子も今では結婚し、孫もできたけど、私は、息子との絆はあの「親父、頑張れよ」という一つの言葉だと思っているんだ。

   日々、「お父さん、ありがとう」って言うような家庭はヘンだよ。そんな家庭、あるのかな。私だって一度だけだし、妻からは言われたことはない。誕生日のプレゼントはくれるけどね......

   言葉にしないでも、あなたには奥さんもお子さんも感謝されていると思う。

   でも、休日にゴロゴロばかりしないで、たまに「明日は、休みだけど、どこかに行こうか」と明るく提案してみたらどうだろう。奥さんやお子さんが、「はっ」と驚くかもしれないよ。

江上 剛
江上 剛(えがみ・ごう)
作家。1954年兵庫県生まれ。早稲田大学卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。同行築地支店長などを務める。2002年『非情銀行』で作家としてデビュー。03年に銀行を退職。『不当買収』『企業戦士』『小説 金融庁』など経済小説を数多く発表する。ビジネス書も手がけ、近著に『会社という病』(講談社+α新書)がある。
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