2024年 4月 25日 (木)

英語を侮るなかれ 「とりあえず日常会話」はダメ!(11)

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英語を使うときをイメージ、どのスキルが必要なの?

   私も「とりあえず日常会話から」に執着しすぎて失敗をした一人です。じつは、日常会話に比べたら、ニュース英語のほうが書き言葉に近くてわかりやすく、「初心者向き」なのです。

   私は今でも「日常会話」は苦手。ニュースは字幕なしでOKですが、海外ドラマの会話はよくわかりません。

   私は40代で英語をやり直した時、「日常会話」からいったん離れる選択をしました。そして、私にとって、「どんな場面で英語が必要か」を具体的にリストアップしてみました。

・日々の生活で英語を「話す」ことはほとんどない
・電話やミーティングで英語を「話す」機会は少ない
・新聞やラジオで海外ニュースを知るために「読む」「聞く」スキルが必要
・海外や外国人とのビジネスは英文メールが中心。メールを「書く」「読む」スキルが必要
・英文の書類やビジネスレターを「書く」「読む」スキルが必要
・英語で書かれた専門書を「読む」スキルが必要

   このリストに、正直、私は力が抜けてしまいました。なぜなら、「話す」スキルの優先順位がこれほどまでに低いのか、と思い知らされたからです。

   「とりあえず日常会話から」の先入観にとらわれるあまり、あまり必要のない英会話にエネルギーを費やして、本当に必要な「読む」「聞く」「書く」を疎かにしていたのです。

   優先順位を、完全に間違えていました。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。TOEIC(R)L&Rテストの最新スコア970点。これまで英検、TOEIC、TOEFL、IELTSをすべて受験し、GMATにも挑戦。30年近く仕事をしながら英語を学び、海外駐在員として滞在したロンドンでは、イギリス式の英語学習法も体験した。「いくつになっても英語は上達できる」をモットーに、40代での英語やり直しを提唱している。現役ビジネスパーソンならではの実践的なアドバイスが「役に立つ」と人気。
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