2020年 12月 4日 (金)

【2018年を読む】世界株は「強い米国」がけん引 狙うはバリュー株だ(小田切尚登)

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長期的にみるとバリュー株の利回りがずっと強い!

   2017年の相場の大きな特徴はハイテクを中心とするいわゆる成長株の伸びが特に大きかったこと。その中でも「FAANG」と呼ばれるフェイスブック(時価総額61兆円)、アマゾン(67兆円)、アップル(100兆円)、ネットフリックス(10兆円)、アルファベット(87兆円)の5社(いずれも米Nasdaq上場)の株価は圧倒的に高いだけでなく、2017年に約5割も値上がりした。

   一方で、「BAT」と呼ばれる中国のバイドゥ(9兆円)、アリババ(55兆円)、テンセント(7兆円)の3社も、米国トップ企業に肉薄するレベルにまで上がった。ちなみに、日本企業トップのトヨタ自動車(24兆円)の時価総額と比べても、どれだけスゴイかわかるだろう。

   これらは素晴らしい会社ばかりだが、ここまで上がっていくと値下がりのリスクも考えないといけない。時価総額が大きいので、下がりはじめると相場全体に与える影響も大きい。

   そこで私が提唱したいのは、ハイテクやヘルスケアなどの成長株から、バリュー株(割安とされる)へと重点を移していくことだ。

   たとえば、2017年にパフォーマンスがよくなかったのが、エネルギー業界であった。原油価格が今一つだったから当然ともいえる。しかし、長期的にみるとバリュー株の利回りがずっと強い。有名投資家のウォーレン・バフェットはバリュー株中心の投資スタイルを貫き、それで長年にわたり成功を収めてきた。

   リスク分散のために、欧州と日本の株の保有を増やせという意見もあるが、私なら、その手はとらない。将来性やダイナミズムで米国にかなうマーケットはないからだ。

   世界経済の中心にある米国企業の強さは、2018年も続くだろう。(小田切尚登)

小田切 尚登(おだぎり・なおと)
小田切 尚登(おだぎり・なおと)
経済アナリスト
東京大学法学部卒業。バンク・オブ・アメリカ、BNPパリバなど大手外資系金融機関4社で勤務した後に独立。現在、明治大学大学院兼任講師(担当は金融論とコミュニケーション)。ハーン銀行(モンゴル)独立取締役。経済誌に定期的に寄稿するほか、CNBCやBloombergTVなどの海外メディアへの出演も多数。音楽スペースのシンフォニー・サロン(門前仲町)を主宰し、ピアニストとしても活躍する。1957年生まれ。
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