2018年 8月 21日 (火)

飲食店が立ち上がった! 相次ぐ「ドタキャン被害」に常習者の電話番号をブラックリスト化

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「あれ、予約の20人まだ来ていないの?」
「はい、幹事に電話しても出ないんです」

   青ざめる店長。宴会料理の仕込みは終わっているのに...... 「ドタキャン」は「人手不足」「顧客管理」と並ぶ飲食業界の3大問題のひとつで、経営の存続に関わる事態を招きかねない。

   そこで、個人飲食店のオーナーが集まって運営する全日本飲食店協会は、2018年2月19日から、相次ぐ団体予約の無断キャンセルによる被害を減らす新サービス「ドタキャン防止システム」の稼働を始める。過去にドタキャンをした人物の電話番号を登録、店側の事前の予防策に役立てるのが狙いだ。

  • ドタキャン防止漫画のひとコマ(全日本飲食店協会のサイトから)
    ドタキャン防止漫画のひとコマ(全日本飲食店協会のサイトから)

「まさに信じられない!」130人の団体予約がドタキャン...

   インターネットではここ数年、飲食店のドタキャン騒ぎの話題が絶えない。東京・下北沢の居酒屋で2017年10月21日、130人の貸し切り予約が突然キャンセルになる事態が発生した。この時は、店側が公式ツイッターに、

「今、まさに信じられない事が起こったのですが、貸し切りのお客様がドタキャンとなりまして...。130名という事でお席空いています!」

と投稿したため、

「130名ドタキャンとか許さない! 許さない!」

と、すぐに店に同情するリプライが相次ぎ、多くの客が食べに来た。その後、団体幹事と連絡が取れ、他の店と二重予約したことを忘れ、その店で飲んでいたという。130人中20人が「おわび」に、その居酒屋を2次会に利用した。

   この居酒屋のようなケースもあるが、初めからドタキャンを承知で行なう心無い客も少なくない。他の客を断って予約を入れているため、ドタキャンによって売り上げは減るし、さらには食材を破棄しなければならず生産者への罪悪感もある。また、仕込みにかけた時間と労力がムダに終わる無力感が加わり、精神的なダメージも大きい。

   今回の「ドタキャン防止システム」は、過去にドタキャン歴がある者の電話番号を登録。予約が入ったら会員がそれを参照し、ドタキャン常習者かどうかをチェックする仕組み。予防策に生かそうという試みだ。

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