2020年 8月 10日 (月)

メルカリ、古着屋大好きな私...... 経済成長に貢献しなくてすみません!(北条かや)

スマモニの覆面調査のお仕事で高額謝礼を獲得!

1着500円でも満足できる

   そう、いろいろ試した結果、最近はほとんどの服を中古で済ませるようになってきた。中古品売買のアプリ「メルカリ」や、近所の古着屋を物色する。1着500円で、割と状態のいい服が手に入るから楽しい。真新しいブラウスを買って、汚して凹むくらいなら、気軽に買い替えられる古着で十分だ。

   「古着でも、欲しいものがあるのはいいことよ」と、アラフィフの彼女。

   「そうですかねぇ」と、答えたところへ、飛び込んできたのが冒頭の「GDP、3年ぶりにマイナス」のニュースである。

   私がいくら古着にお金を使っても、GDPには貢献しないどころか、長期的にはマイナスではないか――。なぜならGDPとは「一定期間内に、国内で新たに産み出された商品やサービスの付加価値の総額」を示す。古着は「新たに生産されたモノ」ではないので、GDPには反映されないからだ。

   経済成長に貢献するのは、売買手数料くらいだろう。いずれにせよ、新品を買う行為に比べれば貢献度は少ない。

 

   してみると、「服なんて中古で十分」という考え方は、経済成長にブレーキをかけている気がする。古本も中古車もそうだが、一度生産された商品の所有者がコロコロ変わるだけで、もとの生産者はさっぱり儲からない。

   これを「シェアリングエコノミー」とかっこよく言い換えて、IT分野でのイノベーションにつなげれば、新たな雇用や経済の拡大につながるのだろうか。そのあたりはよくわからないが、爆発的な成長はもう起きないだろう。それに申し訳ないが、服なんてやっぱり、中古で十分なのだ。(北条かや)

北条かや
北条かや(ほうじょう・かや)
1986年、金沢生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。近著『インターネットで死ぬということ』ほか、『本当は結婚したくないのだ症候群』『整形した女は幸せになっているのか』『キャバ嬢の社会学』などがある。
【Twitter】@kaya_hojo
【ブログ】コスプレで女やってますけど
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