2020年 8月 8日 (土)

【連載】事業承継のサプリメント(その2)こんなことをやっていると「争続」に!!(湊信明)

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   皆さんは、相続争いをしている人たちを見て、どうして亡くなったお父さんやお母さんの財産のことであんなにも熾烈な争いをするんだろうと、疑問に思ったことはないでしょうか?

   相続争いが事業承継の場面で発生すると、それまで安定していると思われた事業が一夜にして立ちゆかなくなり、奈落の底にたたき落とされることがあります。そのため、細心の注意と対策が必要なのです。

  • 事業承継が「争続」になることも……
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事業承継が「争続」に! 経営熱心、先代の面倒も一生懸命見てたのに......

   私の父は、一代で会社を立ち上げてきましたが、年齢には勝てず、10年ほど前に引退し、その後は長男である私が経営を引き継いできました。

   父は、認知症を患い、次第に進行して、最期は私の顔を見ても誰だかわからないくらいまでになって亡くなりました。

   母はすでに亡くなっているので、相続人は、長男の私と弟の2人だけです。

   父は引退時に1億円ほどの預金を持っていたので、その後は父の承諾を得て、毎年、事業資金が足りなくなると、父の預金から援助してもらっていました。父は自分が立ち上げた会社のことを何よりも心配していたので、相続のときに困るだろうからということで、援助したお金は返済しなくて良いと言ってくれていました。認知症が進行してからは、だんだんに承諾らしい承諾はもらえなくなっていきましたが、父の会社に対する気持ちを考えれば、当然、承諾してくれるはずだと思い、毎年、同様に、父の預金から引き下ろして事業資金に投入していました。その合計額は10年間で5000万円です。

   また、私たち長男夫婦が父と同居して日常生活の面倒も見ており、父親名義の銀行預金のキャッシュカードでお金を引き出しては、日用品の支出、入院や介護施設入居にかかる費用などを支払って、父の面倒を見続けてきました。そのために使った金額は3000万円になっています。

   現在、弟と遺産分割協議をしているのですが、弟からは父が会社に対して行った合計5000万円の贈与は無効だから返せと主張しています。また、介護等のための3000万円も、私が父の介護ために父の預金を使用したとは信じてくれず、「お前は父親の預金を使い込んだのだろう!」と強く疑っており、これも返すように要求してきています。

   こんな要求をされては、父から引き継いだ会社の経営をすることはできなくなってしまいますし、生活も立ちゆきません。私は弟の要求に応じなければならないのでしょうか?

   中小企業で事業承継が行われる場合、たとえば父親から長男へなど、親族間の承継が多数を占めています。

   そして、長男夫婦が先代と同居したりして、先代の預金から介護費用を引き下ろして介護をするというケースも多いのが現実です。先代の父親が事業資金をサポートするというようなこともあります。

   しかし、ここで法律的にしっかり対応しておかないと、とんでもないトラブルに巻き込まれることになります。

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