大事なのはいくつになっても好奇心を忘れないこと
生活面で心がけていることは、「睡眠を十分にとる」が76%でトップ。「規則正しい生活をする」(66%)、「人と話をする、外出をする」(64%)、「無理をしない、疲れを残さない、カラダを休める」(57%)と続いた。
元気な100歳からは、
「好きなゲートボールをはじめ、草取りなど手足を使い動かしている」(栃木県、103歳女性)
「ほぼ毎日散歩をし、足が弱らないよう努力している」(埼玉県、100歳女性)
といった声が。なかには健康のために、
「家事は一人でやる」(新潟県、101歳男性)
との声もあった。
人生100年時代を楽しく生きるうえで、元気な100歳が趣味として最も多く挙げられたのが、刺し子・編み物をはじめとする「手芸」と、カラオケなどの「音楽」だった。
「手先が器用で手毬をつくって売っていた。着物も縫っていたので孫の結婚式には自分でつくった着物で出席した」(新潟県、103歳女性)
「歌が大好きで、現在もカラオケ同好会に参加している」(愛知県、100歳女性)
「弓道にいそしみ、現在9段範士の称号を持っている。現在も週1~2回は道場に通って、自身の鍛錬のほか、若い人に指導も行っている」(北海道、100歳男性)
と、元気に趣味を楽しんでいる様子がうかがえる。
また調査では、「今までの人生を振り返ってみた時、幸福度は何点くらいか」を聞いたところ、元気な100歳の人は100点満点中84点という高い平均点が出た。8割以上の100歳がおおむね自分の人生に満足しているようだ。
新しい趣味に取り組むのに、「遅すぎることはない」とのエピソードも寄せられ、大事なのはいくつになっても好奇心を忘れないことを教えてくれている。年齢に関係なく、「まずやってみる」姿勢を忘れないことが、楽しい100歳人生を送る一番の秘訣といえそうだ。
なお、調査は2018年4月27日~6月20日にヒアリング、記入式で実施した。