2020年 7月 17日 (金)

「ゴスン」って誰? 「ホイッスル」吹かれた日産の会長解任劇(井津川倫子)

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   まさに、「ゴーンショック!」。日産自動車の会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が逮捕されたニュースに、世界中で激震が走りました。

   日本時間の2018年11月20日夕方に速報が流れるやいなや、パリ株式市場ではルノー株が暴落。日産自動車を「V字回復」させたカリスマ経営者だけに、各国メディアがトップニュースで報じました。

   でも、あれ? 何か違和感が...... ゴーン容疑者は「ゴーン」じゃなかったの??

  • 「Ghosn」だった……(2014年撮影)
    「Ghosn」だった……(2014年撮影)
  • 「Ghosn」だった……(2014年撮影)

本名は、ゴーンじゃなくて「ゴスン」だった?

   「ゴーン逮捕」の一報は、シンプルなものでした。ビッグニュースだけに、各メディアは速報性を重視したのでしょう。ちなみに、「速報」は英語で「breaking news」です。

Nissan chairman Carlos Ghosn arrested over misconduct acts.
(日産自動社の会長カルロス・ゴーンが、不正行為で逮捕された)

   時間が経つにつれて、報酬の過小報告だけでなく、会社の投資資金や経費の不正使用などが明るみになると、わざわざ「numerous」(数々の)と強調する報道も現れました。

   形容詞が一つ加わるだけで、ずいぶんとインパクトが強まることがわかります。

Nissan chairman Carlos Ghosn arrested over numerous misconduct acts
(日産自動社の会長カルロス・ゴーンが、「数々の」不正行為で逮捕された)

   ところが、ニュースを追ううちに「あれ?」と違和感が。ゴーンのスペルは「Gone」だと思い込んでいたのですが「Ghosn」だったとは!

   見慣れないスペルに、「何と発音するのかな?」と不思議に思っていたら、朝日新聞の一面コラム「天声人語」で答えを見つけました。

   筆者によると、ゴーン容疑者は中東レバノンの高名な一族の出身で、本来の発音は「ゴーン」ではなく「ゴスン」だそうです。

   それでも、「Ghosn is gone」(ゴーンがゴーン=ゴーンが去る)というワードが世界中を飛び交ったことから「ゴスン」ではなく「ゴーン」で認知されていることがわかり、ちょっと安心しました。「ゴーン」で間違いなさそうです。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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