米ロサンゼルスで行われた第76回ゴールデングローブ賞で、日本でも大ヒット中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」がドラマ部門の作品賞を受賞しました。フレディ・マーキュリー役のラミ・マレックも男優賞を受賞して2冠を達成。下馬評を覆す、まさかの結果に激震が走っています!英国が「逆輸入」する「Sing-alongscreening」米国の映画賞レース前半戦のハイライトとして注目を集めるゴールデングローブ賞。ドラマ部門では、本命と目されていたライバル作品を押しのけて、「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞と男優賞を獲得しました。BohemianRhapsodywinstwomajorGoldenGlobeAwards.(「ボヘミアン・ラプソディ」がゴールデングローブ賞で主要2部門を獲得した)とりわけ日本での「QUEENブーム」は衰える気配がありません。2018年の洋画興行収入ランキングの第1位になっただけでなく、母国イギリス(約70億円)や同じくブームに沸く韓国(約83億円)を抜いて、日本の興行収入が世界で1位になったことが報じられました。もはや、ブームを通り越して「QUEENフィーバー」といえるのではないしょうか。ゴールデングローブ賞の受賞がさらなるブームを巻き起こすなか、驚きのニュースが飛び込んできました。なんと、映画を観ながら歌って踊れるあの「Sing-alongscreening」(応援上映)が、QUEENの母国イギリスに上陸するらしいのです!「応援上映」は、これまで日本や韓国、フィリピンなどのアジア諸国や南米で人気を博していましたが、母国イギリスが「逆輸入」したことになります。滅多にみんなと同じことをしないイギリス人が「応援上映」を受け入れるとは......。さぞ、個性豊かな応援ぶりになることでしょう。どうやらビジネス面でも企画面でも、日本のフィーバーぶりが世界的な「QUEENブーム」をけん引していることは間違いなさそう。こうなったら率先してブームを盛り上げて、アカデミー賞の受賞をサポートしようではありませんか!インスタで、QUEENのお宝情報をゲットせよ!ゴールデングローブ賞の授賞式には、QUEENのブライアン・メイやロジャー・テイラーが出席。スーツ姿でビシッと決めた二人は、会場入りの様子や受賞の瞬間を映した写真をインスタグラムに投稿してくれました。とりわけ、ブライアン・メイのインスタグラムは、当日の朝の緊張している自身の様子やロジャー夫妻と一緒に会場に向かうリムジン内の様子、さらには受賞発表時の写真をまめに投稿してくれたおかげで、リアルタイムで授賞式を楽しむことができました。臨場感あふれる写真やコメントに、まるで自分がその場にいるような錯覚を覚えたほど。ちなみに、受賞の瞬間から翌日まで、ブライアンのインスタのコメントはこんな感じで推移していきました。!!!!! (!!!!!)※ラミ・マレックが男優賞を受賞した瞬間Wow!!!(ワオ!!!)※「ボヘミアン・ラプソディ」が作品賞を受賞した瞬間Whatanight!(なんてことだ!)※受賞後しばらくしてSurreal.Justwokeup,wonderingifallthatGoldenGlobesstufflastnightreallyhappened!(夢なのか。目を覚まして、昨夜のゴールデングローブ賞を本当に受賞したのか不思議な気持ちだ)※翌朝、目が覚めてSo!WemadeHistory,itseems!!(よし!私たちは歴史を作ったようだ!!)※翌日、新聞に掲載された受賞記事を確認して速報性ではブライアンのインスタに軍配が上がりますが、「お宝度」ではロジャーのインスタが負けていません。ここにきて、デビュー前後のフレディ・マーキュリーとの懐かしい写真を矢継ぎ早に投稿していて、ファンならずとも「感涙モノ」の情報が満載なのです!バンドが売れる前、フレディとロジャーはロンドンのマーケットで古着を売って資金を稼いでいました。ブライアンとジョン・ディーコンが学業に勤しむなか、フレディとロジャーは一緒に過ごすことが多かったそうです。ロジャーのインスタには、フレディと一緒に下宿を探している時の写真などもアップされています。セピア色した若きフレディは、今の「QUEENフィーバー」を予想もしなかったことでしょう。ロジャーには、これからも「お宝写真」をどんどん投稿してほしいものです。そこで「今週のニュースな英語」は、ロジャー・テイラーのインスタグラムを紹介します。ぜひクリックをして、写真だけでなく英語のコメントを楽しんでください。ロジャー・テイラーのインスタグラム英語を学ぶおもしろさは、こういった「生きた英語」に触れることにあると、私は強く信じています。(井津川倫子)
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