2019年 3月 20日 (水)

管理職必読!「今どき新入社員はほめて伸ばせ」「彼らから学ぶ姿勢を」瀬戸口社長インタビュー《後編1》

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   新入社員の離職が止まらないなか、若手を引き留め、どう育成していったらよいか悩む企業が多い。それには最近の新入社員気質を知ることが大事だ。

   前編では、「おとなしくて真面目。言われたことはほどほどにこなす」安心・安全型と、「積極的だが、自分の考え方に合わないことには排他的になる」自己偏重型の2タイプがあることを紹介した。後編では、その調査をまとめた企業の新人・若手育成を支援する株式会社ファーストキャリアの瀬戸口航(せとぐち・わたる)社長に具体的な対応法を聞く。

  • 今どきの新入社員の気質を知ろう!
    今どきの新入社員の気質を知ろう!

最近は出来る新入社員から早く辞めていく

――「3年3割」と言って、入社して3年以内で辞めていく若手が多く、多くの企業でも問題になっています。いかにして若い社員を引き留めて、かつ能力を伸ばしていったらよいかが課題ですが、どうしたらよいでしょうか。

瀬戸口航さん「企業で最近言われているのは、3割が辞めていくことは変わらないですが、その内訳が変わってきたということです。よく一般的な『2-6-2』の法則が言われます。組織は優秀な上位層2割、ミドル層6割、下位層2割で構成されている。以前は、下の2割が自然淘汰されて辞めていきましたが、ここ数年は、下の2割はぶら下がってでも残り、上の2割がどんどん辞めていくと言うのです。もちろん、『2-6-2』で人材を評価すべきではない、という議論も一方ではありますが」

――将来会社を牽引してもらいたいと思うような人たちの流出が進んでいるわけですか。大変じゃないですか。

瀬戸口さん「もちろん、企業にとって流出してもらいたいと思う若手社員はあまりいないと思いますが、それでも、ぜひ残って将来を担ってほしい人たちほど、早期に外に飛び出してしまう事実はあるようです」

――できる人を引き留めるには、会社はどうしたらよいのでしょうか。

瀬戸口さん「それについては、3つの観点からお話しします。(1)現場の先輩・上司の観点(2)人事・育成担当部門の観点(3)経営者の観点です。まず一つ目の現場の観点から申し上げると、ポイントは『教え込む』という一方向だけの接し方ではなく、双方向にリスペクトしてほしいと思います。新入社員を対等の相手とみて、できないヤツ扱いをするなということになります。どうしても若手育成となると、知っている人(上司、先輩)が知らない人(新人)に教え込むというトーンが強くなります。
しかし、世の中は大きく変化しています。消費の仕方、マーケティングの方法も変わってきて、デジタルネイティブ、スマホネイティブ世代の若い人のほうが知っていることも多い。彼らの感性の方が未来に行っている場合もあります。なので、半分は知っている人から知らない人に知識や知恵を伝承する、これまでの職場ルールや研修方法は有効です。一方で、残り半分は若手のほうが知っているという意識を持ってほしい。彼らから学び取る姿勢をもって向き合うことが双方にとって得策だと思います」

――ひと昔前のモーレツ社員の時代では、新人社員を会社の色に染めるために、学生らしさを一度リセットしてから教え込む方法がとられましたが、もうダメだということですね。

瀬戸口さん「はい。特に全国にまたがる事業所をもつ大きな会社の現場では、『まず私のいうとおりに従うこと』から始まる傾向があります。半分は、今まで培ってきた知恵を教え込むことでもいいですが、もう半分は若い人から学ぶ意識を持つべきです。とはいえ、今はまだ前の時代から継承するものが多く、7対3くらいの割合でしょうが、何年かあとにはその割合も逆転している気がします」
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