2024年 4月 16日 (火)

【投資の着眼点】夏は株価が下がりやすいってホントですか? 季節性のアノマリーを検証してみた

初めての方ご注目!プロミスなら最短1時間融資でお急ぎでも大丈夫!

   株式投資には、数々の「アノマリー」が存在すると言われている。

   野村證券のホームページの説明によると、アノマリーとは「効率的市場の仮説では説明のつかない証券価格の変則性。明確な理論や根拠があるわけではないが、『当たっているかもしれない』とされる相場の経験則や事象のこと」とされる。

   アノマリーは、季節性のものや時間帯によるもの、政治イベントにまつわるものや、時価総額別でみた株式のパフォーマンスに関するもの、曜日ごとの値動きの傾向などの、さまざまな経験則が知られている。

  • 届きそうで届かない…… 季節の「あるある」を検証した!
    届きそうで届かない…… 季節の「あるある」を検証した!
  • 届きそうで届かない…… 季節の「あるある」を検証した!

年末は株価が上がりやすい

   たとえば、10月末に株を買い、4月末に売るのと、4月末に株を買い、10月末に売るのとでは、前者のほうが利益を上げる可能性が高い、というアノマリーがある。

   では、具体的にどの月が株価は上がりやすく、どの月が下がりやすいのだろうか?

   米国の代表的な株価指数である、S&P 500株価指数の1950年から2018年の価格推移をもとに、月ごとの値動きを検証してみた。

【検証方法】

   ある月の最初の営業日の寄り付きで購入し、最終日の大引けで株式を売却したとして、その上昇率の平均値を月ごとに算出する。

   すべての月を合わせた平均データは、以下のようになった。

   それでは、何月に株式を購入すれば、株価が上昇しやすいのだろうか?

   平均株価上昇率が高かった、トップ3をピックアップしてみた。すると......。

   11月、12月、4月は株価が上昇しやすいという結果が得られた。どうやら、年末は株価が上昇しやすい傾向があるようだ。

   ところで、アノマリーの一つに、「ハロウィーン効果」と呼ばれるものがあり、10月末に株式を購入すると、上昇しやすいという経験則がある。

   その理由は、11月と12月は株価が上昇しやすいというデータから説明ができそうだ。それでは、逆に株価が下がりやすいのは何月だろうか?

姉妹サイト

注目情報

PR
コラムざんまい
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中