2024年 4月 26日 (金)

【新連載】メントレは「心の筋トレ」 自分自身をコントロールする力をつける(くぼた茜)

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自分のコントロールできることに置き換える

   そもそも、「相手」というのは、自分がコントロールできる範疇ではありません。コントロールできないことを、いくら考えても何も変わらないのです。

   相手の問題は相手の問題であって、自分自身が考えたところでどうにもなりませんし、その相手のせいでその日増えてしまった仕事量を嘆いたところで、それも変わりません。

   自分でコントロールできないものをコントロールしようとするから、苦しくなるのです。

   つまり、相手はコントロールできないと捉えて、自分のコントロールできることに置き換えることがポイントです。

   では、自分のコントロールできることとは何でしょう。

   それは「今」と「自分」この二つです。自分の感情は受け止めたうえで、相手や起こっている出来事(仕事)に対して、「今」「自分」がどう行動するのか。この二つは、自分自身で決めることができます。

   そして決めた後は、それに対して集中することです。

   もちろん、自分の思いを伝えるのも一つの手ではあります。しかし、その場合は自分や相手の置かれている立場や伝え方によっては、さらなるストレスを招くことになりかねません。伝えた後のことまで、しっかり考えて行動することが必要です。

   Mさんの場合であれば、Aさんのことなど放っておき、早く帰るために仕事に集中するのも一つの方法だと思います。

   事情を説明して他の人に手伝ってもらったり、次の日にできる仕事は翌日に回すことも選択肢に入るでしょう。

   どうしても立場上相手の話を聞かなければならないのであれば、受け止め方や聞き方を変えることは「今」「自分」ができます。

   そこで、話の受け止め方のトレーニング法を紹介しましょう。

くぼた 茜
くぼた 茜(くぼた・あかね)
1987年生まれ。Bloomer's Salon代表。ON+OFF認定メンタルトレーナー
10代から地方でモデルとして活動。その後、ユニット活動で海外・日本全国のイベントに出演したほか、テレビCMや雑誌・新聞などで活躍した。しかし上京後、芸能界で活動する中でさまざまな緊張やプレッシャー、人間関係などのストレス負荷を受け、耐えきれずに挫折。メンタルヘルスの大切さを実感した。その経験を生かして、現在はメンタルトレーナーとして活動している。
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