2022年 9月 27日 (火)

会社の問題解決、ダイエットにたとえて解説 データ活用した「ビジョンアプローチ」を推奨

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必要なのは「データ活用」

   では「理想の姿」をとらえるには、どうしたらいいのか。本書は、「現状」から具体的なアクションプランを仕立てることという。ここでカギを握るのが「デ―タ分析」だ。富士山登山を例にこう説明されている。

   たとえば現在の状態が、「5号目」とする。5合目の現状分析から「このままのペースで歩くことができれば、あと○○歩、○時間○分で頂上に着ける」というところまで落とし込まれた状態が、具体的なアクションプランという。

   だが、多くの企業でこうしたデータ分析ができていないのが現状。たとえば新商品をめぐるあるメーカーの経営会議で「そろそろ何か手柄を挙げたい」営業部長が、テスト販売での「大半の人から好評」「来客者の何人かに一人は試した」といったレビュー程度で市場への大量投入を提案することも。IT企業でも、商品のマーケティング方法の議論となると、「良い商品だから......」と根拠のない「豪語」で締めくくりとなるような実状があるという。

   本書では、情報通信白書などを引用して、全体の8割の企業でデータ活用ができていないことを紹介。機械学習やAI(人工知能)など、データ分析する手段は急成長しているなかで、非常に残念な事態となっているとする。

   分析へのアプローチ方法や人材の不足という側面もあるが、本書は、企業に必要なのは、データ分析ができる技術者ではなく、データをどのように活用すべきか現場がわかった上でそれを実行できる人材や機能・仕組みと強調、それらは自前で育成、装備できると指摘している。

   本書の後半では、データ分析のアプローチや、自社データの整理法、データとの向き合い方の詳細が詳しく丁寧に解説されている。

「会社の問題発見、課題設定、問題解決」
永井恒男、齋藤健著
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
税別1680円

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