2024年 4月 27日 (土)

役立つヒントが満載! 元SMAP中居さんが退所会見でみせた「逃げない」姿勢を学べ(大関暁夫)

中居さんの会見が高評価なワケはこれだ!?

   中居さんの会見の中で、一番きわどかったのは、「SMAPは不仲だったのですか?」という質問。皆が一番聞きたいと思われる質問を代表して記者がした、そんなイメージでした。彼の回答は、ひと言目が奮っていました。

「え、なんで知ってるんだろう」
「よくご存知で」

と。

   皆知りたいと思っていることを、回答拒否したり、無視したりすれば印象は確実に悪くなります。ビデオで見返してみると、全体では核心に迫るところは回答をボカしているのですが、ひと言目の入りの印象で、それを感じさせないあたりの対応はさすがであった、と言えそうです。

   以上が中居さんの退所会見から、なぜ彼の会見が一般的に高評価なのかを考えてみた結論としてのポイント3点になります。そこでこの3点ができなかったらと、逆手に考えてみると、日頃の部下との関係やお客様との関係改善のヒントがさらに明確に見えてきます。 すなわち、

「人に対する恩義を感じさせない姿勢のダメさ加減」
「相手に対する気遣いのない自己利益追求の自分勝手な言動」
「肝心なことに対する無視、ごまかしによる不信感」

が、日々のさまざま場面で物事の進みを悪くしているのではないだろうか。そんな目で自己チェックしてみるものいいかもしれない、と思わされた会見でした。(大関暁夫)

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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