2020年 9月 29日 (火)

日本の管理職は「アマチュア」ばかり? プロにならないとグローバル化のなかでは生き残れない

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   日本企業による海外企業のM&A(企業の合併や買収)が盛んになっている。かつての金融危機の時代には、経営再建のために海外資本の軍門に下る企業があったが、近年はグローバル化の波に乗って、多くの日本企業が国内から海外に市場を求めて進出。M&Aはその有効な手段の一つとなっている。

   ボーダレスなM&Aは今後ますます増えるとみられるが、その中で日本式ビジネスの進め方がうまく機能しないことが、海外企業との経営統合をめぐる、新たな課題となっている。

   本書「日本人が知らないプロリーダー論」は、グローバル化するビジネスシーンで欠かせない存在となっている、MBA取得者らの「プロリーダー」について解説。その中で、日本の管理職は世界では「アマチュアリーダー」に過ぎないと喝破し、プロ化の必要性を説く。「部長・課長・チームリーダーなどリーダーを目指す人の必読本」とうたう。

「ハーバード・MIT・海外トップMBA出身者が実践する 日本人が知らないプロリーダー論」(小早川鳳明著)PHP研究所
  • 買収はうまくいったけど、経営統合はなかなか…
    買収はうまくいったけど、経営統合はなかなか…
  • 買収はうまくいったけど、経営統合はなかなか…

次期社長の身だったが...

   著者の小早川鳳明(こばやかわ・ほうめい)さんは、経営改革、企業再建の専門家。外資系のコンサルティング会社を経て、現在は、国内外の企業の経営改革、再建のほか、企業買収の業務に従事している。

   これまで50社以上とかかわり、役員・部門長100人以上と仕事をしてきたという。「私が共に仕事をしたハーバードはMIT(マサチューセッツ工科大学)などの海外トップスクールでMBAを取得したリーダーは皆、機敏に組織を動かし経営者の手足となって活躍してきた」。その経験を生かして上梓したのが本書だ。

   企業の中でグローバル化をけん引しながら、たくましく素早い仕事ぶりを見せるプロリーダーたちが、ビジネスの最前線で活躍をするのとは対照的に、根回しや機が熟すこと待つことを得意とする日本型のアマチュアリーダーたちが、時代の変化についていけず淘汰されるケースも増えているという。

   小早川さんは、自らがかかわった経営改革・再建、M&Aのなかで、自ら引導を渡したこともあると述べる。

   「会社やビジネスパーソンを取り巻く環境は大きく変化し従来のリーダー論は通用しなくなってきた」にもかかわらず、他人事のように考えている人が少なくないと小早川さん。本書ではまず、実例を示して、そうして自覚なしにアマチュアリーダーでい続けることの危険に警鐘を鳴らす。

   たとえば、有名私大から新卒で大手ソフト―メーカーに就職したAさん。出世コースに乗り、本社勤務、海外駐在を経て、1年前、48歳でグループの中核子会社の事業統括部長に就いた。ここでさらに人脈を築くなどして、50歳になったら本社副社長、さらに3年後には社長に昇格するというのが、社内の大方の見方だったが、社長になるどころか、プロ化できずにチャンスを見逃したため、転職先を探す身になったしまった。

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