2024年 4月 27日 (土)

【SDGs大学長がゆく】障がい者による障がい者のための「生きた」事業を模索する

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データが示す「誰もが障がい者になる可能性がある」

「誰もが障がい者になる可能性がある」(写真は、坂本義一さん・左と吉田拓人さん)
「誰もが障がい者になる可能性がある」(写真は、坂本義一さん・左と吉田拓人さん)

   「つながる未来(あした)」では、「ハンディキャップは資源」という理念のもと、

(1)「障がいはマイナス」というイメージからの脱却
(2)障がい者視点からのモノの考え方と困りごとがビジネスチャンス
(3)障がい者同士の「あるある」で価値の共有
(4)1万人に1人しかいない障がい、難病も、全国には1万2000人の仲間がいる

と、前向きなコンセプトを掲げ、2019年11月から活動している。

   現在、「つながる未来(あした)」では、吉田さんと坂本さんを中心にオーガニックなフェアトレードコーヒーを個人向けに販売しているが、彼らたちの活動に賛同した地元企業などからの注文も増え始め、徐々にではあるが売り上げアップが見込まれている。

   また。坂本さんの取材レポートを元にした本の作成も、地元のイラストレーターの協力を得て、ストーリー仕立ての作品「ぽんじい」と、その内容を裏付ける「命のつぶやき」の2冊セットの発売を予定している。

   ちなみに、内閣府の統計によると18歳以上の障がい者のうち、90%以上が後天的な障がい者(事故や病気によるもの)であり、

「誰もが障がい者になる可能性があり得る」

と、藤吉理事長は語る。

   もし、そのような時に、自分が持つスキルが役に立つのかどうか、二人の話を聞いて深く考えさせられた。(清水一守)

◆ 一般社団法人 つながる未来(あした)
〈所在地〉〒505-0041 岐阜県美濃加茂市太田町2565-1 シティホテル美濃加茂1F
〈代表者〉藤吉義純理事長
〈設立〉2019年11月7日
〈電話〉0574-48-8454
〈FAX〉0574-48-8452
〈主な事業内容)オーガニックコーヒーの製造補助・販売。
        出版事業
つながるカフェの運営(各種斡旋・法律相談など)
https://tsunagaruashita.com/

清水一守(しみず・かずもり)
清水一守(しみず・かずもり)
一般社団法人SDGs大学 代表理事/公益財団法人日本ユネスコ協会連盟・ユネスコクラブ日本ライン 事務局長/英国CMIサスティナビリティ(CSR)プラクティショナー資格/相続診断士
日本大学文理学部を卒業。大学では体育を専攻。卒業後、家業である食品販売店を継ぐも新聞販売店に経営転換。地域のまちづくりとして中山道赤坂宿のブランド化を推進した。その後CSR(企業の社会的責任)の重要性を学び、2018年7月から名城大学で「東海SDGsプラットフォーム」として月2回の勉強会を開催中。SDGsを広めるための学びの場として2019年9月に一般社団法人SDGs大学を開校。現在、SDGs認定資格講座やSDGsイベントなどを開催中。
岐阜県出身、1960年生まれ。
一般社団法人SDGs大学
SDGsを広めるために、誰もが伝道師となるような認定資格講座を3段階で設定。SDGsを学ぶきっかけの資格としてSDGsカタリストから始まり、その上位資格としてのアドバイザー資格、さらにカタリストを育成するカタリストトレーナー資格を設け、2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsを他人事ではなく、『ジブンゴト』としてとらえ、実践していけるようにSDGsの研究・周知・教育を行っています。校訓として学び・実践・達成・及人を掲げ、物心両面の幸せを追求し、真の『自分ごと』を探求できる学びの『場』として、誰もが参加ができるインラインによる「SDGs大学プラットフォーム」、「SDGsキャンプ」などのセミナー、イベントを提供しています。
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